これは、米沢興譲教会の日曜礼拝で使われる週報(礼拝プログラム)に毎週、掲載されているショートメッセージを集めたものです。
筆者は、田中信生 主任牧師、また他の牧師先生方も書かれます。
 あなたの霊的健康のためにお役立て下さい。

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痛恨の極み(8月2日)


 今も読み継がれている『甘えの構造』の著者、土居健郎氏はクリスチャンでもあり、精神科医として心の世界の深みを誰にでもわかる形で解き明かされました。土居氏の話の中で最も心に残る一つは、ご自分の患者さんが自ら命を絶たれた時の話です。それは予期せぬことで、医師としての未熟さだと赤裸々に語っておられます。
「医師が患者自身の悩みを知り、『自ら命を絶つ可能性もあるのではないか』と察知している場合、ほぼ、患者さんは自害なさることはない。(患者さんの自害は)相手を十分に知ったつもりで、実は何も知らなかったことであり、痛恨の極みである」と語られました。
 人間にとって最も必要な愛とは、自分が知られていることです。心の病の多くは、愛の欠如、すなわち、忘れられていることに起因するからです。
 大切なことは、自らに深い関心を持ち、自分と会話する時間を持つことです。自分を知ることは神を知ることであり、神を知ることは自分を知ることです。そして、何よりも、あなたご自身がすでに神に知られていることを鮮明にしましょう。
「わたしたちが神を愛したのではなく、神がわたしたちを愛して下さって、わたしたちの罪のためにあがないの供え物として、御子をおつかわしになった。ここに愛がある。」(Ⅰヨハネ4・10)