2018年03月の霊想



   立ち直り、進む力(3月4日)


 かつて、高度経済成長を支えた京浜工業地帯に立ち上る煙は、日本の発展の象徴でした。しかし時代の移り変わりと共に「公害都市」と呼ばれ、マイナスイメージがつきまとうようになりました。そんな工場の夜景を逆手にとり、観光資源に変える試みで成功し、今や人気のスポットとなっています。
 過去の失敗やマイナスの出来事をいつまでも苦にして、なかなか前に進めない時があります。たとえ、その様なただ中にいたとしても、そこから立ち直ることができる生き方があります。
 初代教会のクリスチャンを迫害していたパウロは、ダマスコ(シリア)への途上でキリストに出会い、今までのことを悔改め、クリスチャンとして新しい生き方を始めました。そして彼は、「すなわち、後のものを忘れ、前のものに向かってからだを伸ばしつつ、目標を目ざして走り、キリスト・イエスにおいて上に召して下さる神の賞与を得ようと努めているのである。」(ピリピ3・13~14)と述べています。
 どんな試練や困難のどん底からも新しい出発をすることができ、神様はそれらの試練・困難を宝に変えてくださいます。今週も、すべてを最善にしてくださる神にお任せし、与えられたところで前進していきましょう。



 感謝がもたらす輝き(3月11日)


 時代、文化、民族を越えて人類が受け継いできた豊かさの鍵、それは「感謝」です。
 
  1 感謝すると満足する
足ることを知らない心は、やがて奪い合い、争いを生みます。感謝は、自分がいかにすばらしい環境の中で生かされているかを知り、真の満足をもたらします。
 
  2 感謝すると自由になる
欲望追求は、一見、自由な生き方のように見えますが、「もっと、もっと」と欲望に常に駆り立てられ、支配されているという点で不自由です。感謝は、心が満足しているので、欲望の奴隷にならず、あなたを自由にします。
 
  3 感謝すると宝が見つかる。
ない物ねだりの人生は心を盲目にします。ある物を感謝する人生は、目を開き、あなたの足下に置かれている宝を発見させます。 
  4 感謝すると奇蹟が起こる
希望を先取りし、「すでにそうなった」と信じ、感謝すると、人生に奇蹟が起こります。
 
 感謝しましょう。さらにあなたの人生が輝くために。
 
「また、彼に根ざし、彼にあって建てられ、そして教え られたように、信仰が確立されて、あふれるばかり感 謝しなさい。」(コロサイ2・7)




 恵みの呼吸(3月18日)

    天のお父さま
    どんな不幸を吸っても
    はくいきは
    感謝でありますように
    すべては恵みの
    呼吸ですから    
          河野 進
 
 神様からあなたへの贈り物は何か……一人一人答えが異なることは実に魅力的です。しかし、どの人にも共通しているのは、右の詩に表された生き方です。この詩は祈りとも、日々の神様との深い交わりの証しとも取れるでしょう。
 日々、悲しみ、苦しみ、疑いなど、様々な出来事に直面します。瞬時に感謝に変換できないこともたくさんあり、年月のかかることもたくさんあります。しかし、その間隔が徐々に狭まり、さながら一瞬一瞬の呼吸のように、「困難は感謝。試練は宝。不安は平安に。」と、瞬時に変換できるようになります。
 さらに、人々があなたに否定的な情報や出来事を持ってきても、神様との交わりから来る霊の力で感謝に変換し、その実体を証しできるのは、何とすばらしいことでしょう。
 今週も、「どなたかのお役に立つように」と祈りつつ、すべてを感謝に変換して歩んでまいりましょう。




 信じて一歩進み出す(3月25日)

 私たちは自分の基準で物事を見てしまう傾向があります。自分ができないと思っていることはできませんし、できると思っていることさえも、「失敗するのでは」と恐れて、一歩踏み出せないことがあります。
 パラグライダーの名所の一つ山形県南陽市のスカイパークで、事故のため両脚を失った67歳の男性が、専用車いすでパラグライダー単独飛行に成功しました。約5分間の空中散歩を楽しみ、「自分で操縦して風を切るのは最高だ」と声を弾ませました。
 前に一歩踏み出す心があれば、夢が大きく広がります。
 イエス様のところに、ある父親が来ました。深刻な問題で苦しんできた息子のために「できますれば、わたしどもをあわれんでお助けください。」と言うと、イエス様は彼に、「もしできれば、と言うのか。信ずる者には、どんな事でもできる。」と言われました。それに対して父親はすぐに叫んで「信じます。不信仰なわたしを、お助けください。」(マルコ9・22~24)と言いました。
 自信がない時こそ、この父親が叫んだように、「信じます。不信仰なわたしを、お助けください。」と悔い改めながら、全能の神の基準を信じて一歩踏み出しましょう。