2019年02月の霊想



   毎日届く愛の手紙(2月3日)


 本物を知り、それを伝えるコツは何だとお考えですか。
 サッカーの三浦知良選手は、「リベリーノの足技、木村和司のドリブルをこの目で目撃した時の衝撃は、どんな指導よりも雄弁だった。」と語られました。
 聖書を通して本物、すなわち神の子イエス・キリストの姿を毎日見ることができることは大きな希望であり、勇気をいただきます。み言葉にあらわされているイエス様の姿は、私たちの心に迫るからです。
 最初は漠然とぼんやりしたとらえ方しかできません。しかし、聖書を読み込んでいくうちに、確実に私たちの心の中心まで届き、私たちの人生を根底から変えてしまうのです。聖書は、神様からあなたへの愛の手紙で、その中におられるイエス・キリストに出会う時、「この人と生涯を共にしたい。」という思いに至ります。
 自我や自分のものさしの世界ではなく、「もはや我生くるにあらず、キリスト我が内にありて生くるなり」(ガラテヤ2・20、文語訳)の世界に生きると、あなたの内にいらっしゃるイエス様のぬくもりが、日々のさり気ない振る舞いを通し、あなたのまわりの人々にも流れ出て、大きな希望を与えます。
 イエス・キリストと交わり、その豊かな結実があなたを通して誰かに希望を与える日々を送りましょう。


 今、私にできるこ(2月10日)


 昨年出版された本『おかげさまで、注文の多い笹餅屋です』(小学館)は、91歳の女性の自叙伝です。慰問先の老人ホームで出会った女性が、涙を流しながら食べてくれたことで「餅っこ一つで喜ばれるなら一生続けよう」と決意したのです。
 ある時、イエス様が律法学者に「どのいましめがいちばん大切なのですか」と質問されたことがありました。すると、「『心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ』。これがいちばん大切な、第一のいましめである。第二もこれと同様である、『自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ』」(マタイ22・37~39)と答えられました。
 一人一人は神様に創られた大切な存在です。まず、今与えられている隣り人を愛する、具体的には、相手が喜ぶことに心を込め続けていくことが大切ないましめです。その実践こそが、あなたが大きく成長する秘訣です。
 今年、「成長の年」として心がけていくことは、世界を驚かすような大きいことはできなくても、今与えられた所で、具体的に、隣り人の名前を覚え、誕生日に声をかけるなど、喜んでいただけることが何かを考えることです。これこそが、遠回りのようで、一番確かな成長への道です。




 賢く、また、素直に(2月17日)


 あなたも、偉大な人々から多くのことを学んでおられることでしょう。
 「キリスト教は、使徒パウロによって整えられた」と言っても過言ではありません。知識に豊かな経験を積んで知恵とし、神様との豊かな交わりの中で、それらを叡智にまで昇華しているからです。
 当時、パウロがパリサイ人から非難された時、自分はパリサイ人の中のパリサイ人(使徒23・6、ピリピ3・5~6)と宣言してはばかりませんでした。イエス様ご自身は、パリサイ人を「まむしの子らよ」と呼んでいるにもかかわらずそう言ったのです。また、エルサレムで民衆がパウロを宮の外に引きずり出し、百卒長が兵営で拷問にかけようとした時、「私はローマ市民である」(使徒22・25)と語り、当時の役人を震え上がらせたのです。
 「へびのように賢く、はとのように素直であれ。」(マタイ10・16)とは、この時代に生きるクリスチャンの鉄則です。そのために、信仰の基本をよく学び、日々の生活の中で体験を豊かに加味し、神に祈りつつ、状況、状況に最もふさわしい言葉、対応をしっかり身につけてまいりましょう。あなたのこの一週間の歩みは、神様が与えてくださった最適な時ですから。




 (2月24日)