2019年07月の霊想



   チームの結束力(7月7日)


 一人一人の力は小さく、弱く、限りがあります。しかし、チームを組むと、想像を遙かに超えた働きを達成することができます。
 2016年リオデジャネイロ・オリンピックで、日本は陸上男子400メートルリレーで銀メダルを獲得しました。選手個人の能力だけを見ると、三位のアメリカよりも劣っていました。アメリカはすべての選手が100メートルを9秒台で走れるのに対して、日本チームに、当時、9秒台で走れる人はいませんでした。しかし、個と個をつなぐバトンパスを徹底的に磨くことによって、アメリカチームに勝利しました。
 チームをより機能させるためには、何のために仲間になったのか、目的を明解にすることが大切です。そして、勝利の秘訣がどこにあるかをしっかりと見極め、さらに磨きをかけます。米沢興譲教会の私たちが仲間になったのは、誰かに福音をお伝えするためです。そのために、神様との関係を強固にし、お互いが持ち味(賜物)を磨き、輝きを増しつつ、キリストを証ししていきましょう。
「あなたは彼に語って言葉をその口に授けなさい。わたしはあなたの口と共にあり、彼の口と共にあって、……彼はあなたの口となり、あなたは彼のために、神に代るであろう。」(出エジプト4・14~16)


 現代を生きるために(7月14日)


 現代は二つのもので満ちています。
 一つは物質です。物のない時代には想像もできないほど、現代は豊かな物の中に埋もれています。衣服、食物が満ち足り、空き家も多い時代、セールスする人は非常に難しく、悩み、戸惑いを覚え、セールスマンから「どのように売ったらよいか」と質問を受けることがあります。
 もう一つは不安です。誰もが不安で、心を平安で満たすには欠けの多い時代です。CMも「こうなったらすばらしい」というよりも、「血圧が上がると大変!」等々、買ってもらうために不安をあおる言葉で満ちています。それに加え、あたたかく、励ましになる幸せなニュースよりも、困惑する凶悪事件のニュースがあふれています。人は環境に左右されますから、知らず不安になり、多くの人はその不安をどうして良いかわからず、昨今の様々な事件の元になるという悪循環の中にいます。
 このような時代だからこそ、あなたに命を与え、最善のみをなしてくださる全能の神様と深く交わり、その実体を生きることです。あなた自身が揺れないばかりか、この時代の良き光となることができます。「私一人の力では」と思うことがありますが、歴史の全ての出来事は一人から始まったことを、そして、あなたがその一人であることを覚えたいものです。




 神の愛によって成長する(7月21日)


 次のような質問を受けました。
聖書は、「救いは神様からの一方的な恵み、贈り物である」(エペソ2・8)と語る一方、「自分の体を打ちたたいて服従」(Ⅰコリント9・27)とあります。この矛盾はどのように統合されるのですか。
 あなたはどのようにお考えになりますか。
 「救い」は無条件ですが、その後の信仰生活について、神様はあなたにお任せしています。
 神様の愛に触れると、「ねばならぬ」ではなく、「したくなる・せずにはおれない」という熱情を感じる方もおられるでしょう。ですから、神様からいただいた賜物、タラントを、おのおの、別の形で用いるように(マタイ25・14~27)とあります。救いは同じですが、後の用い方はあなたの選択に任せている、というのです。
 日常の動機付けは、おのおの皆異なります。しかし、キリストがあなたと共に歩み、その恵みの中に生かされていることは変わりません。与えられた状況で、主にあって訓練され、整えられながら、神の愛への応答として賜物を用いつつ、あなたならではの人生の花を、この地上で最大限に咲かせて歩みましょう。




 考える姿勢で生きる(7月28日)


 大手のトップの方からの相談で、「わが社の社員は自分の頭で考えようとしない」という悩みを切々と訴えられました。あなたならそのような方に、どのようなアドバイスをなさいますか。
 有能なリーダーの下では、そのカリスマ性を人々は尊敬し、ついて来ます。しかし、組織がある程度の大きさになると、トップは、補助輪を外し、自力で自転車に乗る少年のようになってほしいと願います。大きな組織のトップでなくても、日常の人間関係、あるいは、家族や身近な人に「こうあってほしい」と願ったり、自分自身に対しても「こうでなければ」と思うことがあるでしょう。それに対し、多くのアイデアや提言がありますが、一つができなければ二つは無理ですから、自分や状況に合った方法を一つ見つけ、そこに焦点を合わせて全力を注ぐことは、前進の近道です。
 先のトップの方は「わが社の社員は物事を考えない」というところからスタートしています。確かに、それは現実かも知れません。しかし前進の最大の近道は、「わが社の社員は考える能力を持ち、しっかりとその方向に歩もうとしている、否、一歩踏み出した」という、前向き肯定的なとらえ方が人生の秘訣です。シンプルですが、方向がまったく逆なのです。このことを、ぜひあなたの生活で実践し、育て、実を結びましょう。