2020年2月の霊想



   霊的健康(2月2日)


 WHO(世界保健機関)では、長い間「健康」を「身体的、精神的、社会的に満たされた状態」と定義してきましたが、最近そこに「Spiritual(霊的)」という言葉が加えられたことはご存じの通りです。
 人間は地上の様々なものとの関わりの中で機能し、生かされています。その中で、何と言っても大切なことは神との関係です。横との限りない広がりも大切ですが、一人一人が上との垂直的な関係、すなわち「父なる神と子」の関係を生きることこそ、霊的健康であることの証しでもあります。
 日本人の宗教観には「人格的な神とあなた」という背景が浅いため、腑に落ちない方が多くいらっしゃるでしょう。だからこそ、あなた自身が健康に生き、どのような状況が自分にやって来ても、「大丈夫」という健全な親子関係を神様との間に持ち、その存在でお証しをなさることです。それが神に造られ生かされているあなたの特権であり、あなたならではの使命です。
 今週も、あなたの置かれた状況の中、様々な試練、困難があっても、「どんな時も大丈夫。なぜなら神が共におられるから」と、その歩みを、見える形で、出会う人々に証ししていきましょう。


 あなたは期待されている(2月9日)


 ぼんやりと時の流れに身を任せる時も大切ですが、意識して物事に当たり、考え、行動なさることも大切です。生活の大小様々な事についてしっかり考え、期待して事に当たると、結果として豊かな収穫をもたらします。例えば、毎日の散歩やウォーキングでも、今日はどんな音が聞こえるか、あるいは、どんな花が野辺に咲いているか、と関心を持ち、意識的に時間を過ごすと、幾倍もの収穫を得ます。
 人生に期待し、能動的に生きると同時に、自分自身が人生から「期待されている」というとらえ方も、豊かな生き方の一つです。人生に期待するのではなく、人生があなたに何を期待しているのか、得ようとするのではなく与える存在として、「自分に何ができるか」と問い、自ら行動する生き方です。
 ケネディ大統領が就任演説で「国があなたのために何をしてくれるのかを問うのではなく、あなたが国のために何を成すことができるのかを問うてほしい」と語ったように、「自分には何もできない」と消極的にならず、あなたにしかできないこと、あなたにしか考えられないことは何かを問われていることを心しましょう。
 外に向ける目、内側に向けていく眼差し、この両輪があなたの人生を味わい深いものにするのです。




 宝に変えられるステップ(2月16日)


  世界は苦難に満ちているが、
    それを乗り越えた事例にも満ちている。
 これはヘレン・ケラーが遺した言葉です。一つの困難だけでも大変なのに、三重苦という大きなハンディを与えられた方の言葉だけに、その意味するところの重みがずしりと心に響きます。
 私たちは、日々、大小様々な困難に直面しますが、どのような試練、困難も神様からの宿題と受け止め、一つ一つを宝に変えるステップは、ちょうど、子どもが算数を覚えるのと同じです。まず基本の数字を覚え、足し算、引き算、かけ算、割り算と一歩一歩ステップを上るように人生に挑戦することです。三メートルの高い所に一気に上ることは不可能でも、小さな階段をそこに備えると、小さな子どもでも三メートルの高さの所に達することができるのと同じです。
 どのような試練、困難に出会っても、まず基本である祈りによって神様に「大丈夫の道」を尋ね求め、それにふさわしい階段を整え、実践するのです。このようにすべての試練が宝に変えられる道にあなたも挑戦し、そこでの恵みを味わい、喜びを他者に分かち合うことができるのです。
 今週も、しっかりと心に留めて実践しましょう。




 美しいユーモア(2月23日)

 「思いを尽くして努力しているのに、なぜ」と失望することがあります。しかし、すべては神様の御手の中、「時にかなって美しい」のみ言葉を日常で体験できるのは大きな喜びです。
 折に触れて、芳子先生の話し相手をしてくださる方がおられます。岡山から来られたBさんは、殊の外、喜びを感じておられます。ある日、東北の寒さに慣れないためか風邪を引きました。移さないように万全を期して、完治してからと思いつつも、楽しみな時間を持てないことに「なぜ」と大変残念に思いました。
 そんな日の朝、芳子先生の前歯がぽろりと取れてしまいました。毎週日曜日、先生は皆様へのいやしと祝福の祈りをされます。すると、当然、前歯のない口元が…。そのことを思い、まわりの仲間が案じました。なぜなら、行きつけの歯医者さんは3ヶ月前に予約をしないと取れないからです。しかし、仲間がダメもとで歯医者さんに電話をしました。すると「今日、キャンセルが出たので来てください」と言われたのです。何と、3ヶ月を待たずして、その日の午後に治療してもらえたのです。
 なぜ予約が取れたのか…。そうなのです、風邪のためにBさんがキャンセルしたからです。
 ささやかな出来事の中に「時にかなって美しい」という神様のユーモアが満ちあふれるひとときでした。