2020年3月の霊想



   ビューティフルハーモニー(3月1日)


 元号が令和に改まって、間もなく1年が経ちます。あなたの生活でも新元号が馴染んでいますか。外務省は令和を「ビューティフル・ハーモニー(Beautiful Harmony)」
と訳して海外に紹介しました。ビューティフルは「美しい」という感嘆詞のように使われていますが、英語圏では、単に美しいという意味だけではなく、「すばらしい」
とか「良き人」などの意味にも用いられます。
 令は「命令」とあるように、少し上から目線と思われる方もおられるでしょう。しかし、古語に「菊花令人寿」という言葉があり、令は「人の心を引き寄せる」という意味で、菊の花の自然の美しさが人の心を和ませるという言葉です。ですから、令和とはすばらしいハーモニー、まさに、イエス様があなたに残された平安そのものです。
 令和、この言葉があなたの生活の中で実体となり、神を知らない方に、さり気ない振る舞いを通してイエス様をお見せできることは何とすばらしいことでしょう。そのためには、自分のわがまま(罪)を認め、その罪のためにイエス様が身代わりとなって十字架にかかってくださったことを深く覚えましょう。あなたご自身の実体をあらわすことで令和の歴史の作り手になるのです。
 今週もBeautiful Harmonyを持ち、心して歩みましょう。


 ありのままでいる勇気(3月8日)


 今年、各地で行われる講演会の題のアイデアを皆様からお寄せいただき、176のすばらしい題が集まりました。オリンピックにちなんだ『人生の金メダル』をはじめ人生100年時代に備えてのタイトルなど、皆様が祈り、考え抜かれた題で、どの題も人の心を惹きつけます。投票の結果『ありのままでいる勇気』に決定しました。
 数十年に渡る講演会の歴史の中、建前ではなく本音、周辺ではなく中心点・本質、それを存在(ビーイング)と呼んできました。存在を見いだし、そのまま受け入れる、これが「ありのままでいる」という意味です。
 ありのままではなく、外側(ドゥーイング)に目を向ける時代ですから、「ありのままでいること」は、なかなか理解しにくいところがあります。しかし、「自分は、何ができてもできなくても、そのままでよい」とわかると、人生に大きな飛躍を遂げ、希望を持つことができます。
 この題が選ばれた背景には、頭ではわかるけれど、どうしても「そのまま」に留まる勇気、忍耐力が乏しい現実があります。それゆえに、さらに一歩前進するためのタイトルになりました。
 お誘いの声をかける時、ありのままとは何かをあなたご自身がしっかり理解し、そこに生きる勇気を、あなたの存在、生活を通して、ぜひ、お伝えください。




 弱さを強さに(3月15日)


 ちよ子さんは「発達障害」という言葉が世間に知られていない時に学生時代を過ごし、大変苦しい思いをなさいました。まわりは決して悪意で言ったのではないのですが、「友だちを作りなさい」「集団行動に出席しなさい」
と言われても、そのようなことができない子どもでした。
 しかし高校に入って担当した佐藤先生は、ちよ子さんを認め、「孤独ではなく孤高」と変換してくださり、「ちよ子は堂々として生きられる、それがおまえの性格だ。この先、確実にそれが強みになる」と励ましてくれました。ある時、「こんな私をクラスのみんなはなぜ優しくしてくれたのですか」と尋ねました。すると先生は「それは、おまえのおかげだよ」と言われ、思ってもいない答えにとても驚きました。
 高校卒業後、やはり世間の風は冷たく、それに耐えられず、心が折れそうなつらさを抱える度に佐藤先生に話を聞いてもらいました。「どうして弱さが強さなのか」と聞いた時、佐藤先生はクリスチャンであることを語り、聖書を開き、「弱い時こそ強い」(Ⅱコリント12・10)を示してくれたのでした。佐藤先生の確信はここから来ているのかと思うと同時に、ちよ子さんも、先生を通して語られた聖書の世界、神様と出会うことに至ったのです。
 あなたはこの体験から何を感じられますか。




 収穫は習慣から(3月22日)

 一流大学合格者を多く出している高校の校長先生に、その理由を尋ねました。校長先生は「わが校の生徒にとって、授業は復習だからです」と答えられました。
 一般的に、授業では初めてのことを学びます。しかし、この高校の生徒は、あらかじめその日に学ぶ内容を家で勉強してきます。予習していますから先生の話もよくわかり、また、自分が理解できていないところがどこかもわかるため、質問も明解で、その結果、授業から得る収穫も多いのです。「毎日予習するとなると大変ですね」とさらに尋ねると、「それが習慣化されているので少しも苦にならない。むしろ、そうしないとすぐ結果に表れ、苦になるようです」と言われました。
 私たちの教会でも、礼拝前、会堂に少し早く着席し、その日の聖書箇所とその前後をくり返しお読みになる方が多くおられます。さらに、一週間かけて次の礼拝の聖書箇所をくり返しくり返し読み、祈りつつ礼拝に備え、メッセージを聴く方もいらっしゃいます。
 今年の標語聖句の約束は、実を豊かに結ぶことができることです。神を信じ、あなたの実りを、あなたの出会うどなたかにお裾分けすることです。そのために、この高校の話は具体的で参考になった、私も実践しよう、という方がおられることは何とすばらしいことでしょう。