祝福の基となる(5月21日)

相変わらず心痛むニュースが報道されています。この窮状から人類を救うため、神はアブラハムを選び、「あなたは祝福の基(もとい)となるであろう。(創世記12:2)と、将来に続く人々への祝福となる契約を彼と結ばれました。キリストへの信仰を通してアブラハムに連なる者は、この約束を継承し、他者への祝福となる生き方をするのです。

アメリカ建国史に必ず登場するのは、メイフラワー号でやってきたピューリタンです。信仰の自由を求めたこの英国のクリスチャンたちは、ワイン積載用の中古の船を買い取り、アメリカという新世界に出帆しました。約2ヶ月の船旅の途中、2名が亡くなり、2人の赤ちゃんが誕生しました。102名が到着したのは、目指すニューヨークよりもずっと北のニューイングランドでした。家もなく、食べ物も乏しく、極寒の冬を越した春、彼らの半数は亡くなっていました。

そのことだけを見れば、この旅は無謀で失敗だったと結論づけることもできるでしょう。しかし、彼らの存在とその働きが、後のアメリカ国民をどれほど勇気づけたかわかりません。ピューリタンたちは多くのものを失いましたが、神の約束通り祝福の基となったのです。

神の声を聞いたら、一歩踏み出しましょう。失うものはあります。しかし、あなたは永遠に続く祝福の基となるのです。

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