賢い生き方(2月6日)敵を味方にすることは賢い生き方の最終ゴールです。その第一歩は、あなたの味方を減らさないことです。 「前進している人には、敵と味方が半々いる」と言われます。味方を減らさないためには、あなた自身の、最も大切な側近の一人を、強力な味方にすることです。 さて、その「側近」とは誰だと思いますか。その通りです。それは、あなた自身です。 自分自身を味方にしないで、他人にそれを求めても人生は堂々巡りするだけです。あなたの内にいる「もう一人の自分」を見つけ、「内なる自分自身」を味方にすることです。これは一見、足し算のように見えて、実は、かけ算の関係となり、あなたの人生を豊かにします。 味方にするためには、内なる本音の自分と和解し、自己一致することです。すると、他者との人間関係がスムーズになり、心安らぐ仲間が生まれます。やがて、味方を増やし、敵をも味方に変える世界へと前進できます。 まずはあなたから。それが日本、そして、世界の未来を創ります。 「だから、わたしたちは落胆しない。たといわたしたちの外なる人は滅びても、内なる人は日ごとに新しくされていく。」(Ⅱコリント4:16) |
霊的食習慣(2月13日)「人」を「良くする」と書いて「食」と読みます。あなたの身体も魂も霊も豊かである勘どころは、日頃召し上がる物に心を配ることです。食べる物で、身体も人生も出来上がります。 昔、「成人病」と呼ばれたものが「生活習慣病」と名前が変えられて、日々の習慣の大切さを意識させたように、あなたの心の世界、霊的充実は『あなたの食習慣』で決定します。すなわち、み言葉によって養われることが肝要です。エレミヤが、 「わたしはみ言葉を与えられて、それを食べました。み言葉は、わたしに喜びとなり、心の楽しみとなりました。」(エレミヤ15:16) と語ったように、み言葉を、時間をかけ、よく噛んで食べることです。 毎日の生活がみ言葉と噛み合うために、み言葉に照らし合わせて生活を吟味していきましょう。み言葉を霊の血肉とし、み言葉に生きると、日常のあなたのさり気ない振る舞いなどにその効果がはっきりと現れてくることでしょう。 一日の最優先事はディボーションです。み言葉に親しみ、生活現場に落とし込み、コツコツ、かつ、コツコツと、自分ならではの習慣を育て、日常化するのです。人生のすべては、あなたの食習慣で成ります。 |
どんな試練の中でも(2月20日)戦国時代、武田勝頼軍が三河の長篠城を包囲しました。城内では食糧が尽き、もはや数日、という状況になった時、鳥居強右衛門(とりい・すねえもん)が、命を懸けて、厳重な包囲網を抜け、徳川家康に救援を頼み、承諾を取り付けました。再び長篠城に戻る時、鳥居は武田軍に捕らえられ、「援軍は来ない」という報告をするように命じられ、城下に連れてこられました。その時、彼は、城を仰ぎ、大声で「主君の大軍はすでに出発した。援軍は三日もすれば到着する!」と叫びました。そのため、彼の身は、その場で切り裂かれました。指一本動かすことができない状況でも、彼の心は自由で、誰も彼の口をふさぐことはできなかったのです。 「弱い私には不可能」とつい弱気になる時があります。しかし、クリスチャンの特権は、どんな試練の中でも、天来の力により、内なる霊に満たされて生きることができることです。 「主は霊である。そして、主の霊のあるところには、自由がある。」 (Ⅱコリント3:17) 今週も、限りない天来の祝福をいただき、あなたが出会う問題のただ中で、御霊にある自由を味わう信仰を培っていきましょう。 |
1円の財布(2月27日)旧五千円札肖像で親しまれた新渡戸稲造が、東京で勉強していた11歳の時の話です。郷里から兄が訪れ、おみやげとして現金で一円をもらいました。当時の彼の小遣いは一週間20銭。生まれて初めて一円紙幣を手にした稲造は、すぐさま気に入った財布を買いました。それは、ちょうど一円でした。 あなたはこの話を聞いて、どのように思われますか。「愚かな使い方だ」、「いやむしろ賢い」等、様々な捉え方があることでしょう。では、もしあなたがこの稲造少年からお金の使い道の相談を受けたとしたら、どのような提案をなさいますか。方法、決断は無限ですから、正解は数限りなくあります。それぞれの価値観、人生観で異なり、その人なりの正解があるのです。 神にある人生はこれと同じです。それは、既製品的な同じ答のない、一日一日が創造的で、あなたならではの一瞬一瞬を味わう人生です。ただし、この人生の使い道は「神の栄光を現すため」です。この筋を外さない限り、あなたは人生に迷うことはありません。 今週も御言葉と祈りを土台とし、一つ一つの出来事を、天の窓を通して見、考え、決断して参りましょう。 「心をつくして主に信頼せよ、自分の知識にたよってはならない。すべての道で主を認めよ、そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる。」 (箴言3:5~6) |
2022年2月の霊想