2025年2月の霊想

退避の祝福(2月2日)

達成感や充実感は空腹を忘れさせます。この状態の時、私たちはさらに人々の要求に答えようとしがちですが、実は危険な状態です。成功した直後は、意識して人を避け、寂しい所で休むことが必須なのです。

キリストの弟子たちも空腹感を忘れて働いた時がありました。それは二人組で伝道に遣わされ、伝道が成功し、その報告を携えて戻って来た時です。ところが、イエス様は喜ぶどころか、「さあ、あなたがたは、人を避けて寂しい所へ行って、しばらく休むがよい」(マルコ6:31)と、彼らに今のこの状況から退避するように命ぜられました。「それは、出入りする人が多くて、食事をする暇もなかったから」(マルコ6:31)です。

伝道の成果が現れた時、私たちは、「福音を受け入れた人々に感謝され喜ばれた自分は、それに値しない者である」と思うべきなのです。これは否定的・悲観的見方ではなく、神のしもべとして神が私を用いてくださったのだという自覚です。つまり、自分の力で達成したのではなく、神のあわれみと恵みによってこのことがなされたのだという第三者的感覚です。成功・失敗云々ではなく、この私が神に覚えられ、神の働きにご一緒させていただいた、という意識を持つことがポイントです。

うまく行き、賞賛を浴びる時こそ、この世から退いて、神と共に過ごす時間を持ってまいりましょう。

献金の心得(2月9日)

米沢興譲教会のピアノは、1960年代製のスタインウェイです。この時代のものが一番豊かな音が出るという理由で選ばれました。その際、教会員向けにピアノ献金のお願いはしませんでした。「そのピアノのために献金したい」という申し出をされた方が何名も現れたからです。

捧げる基準を、神は荒野で生活するイスラエルの民に示されました。神はモーセに、「イスラエルの人々に告げて、わたしのためにささげ物を携えてこさせなさい」(出エジプト記25:2)と命じました。しかしこれは強制徴収ではなく、条件がついていました。それは、「すべて、心から喜んでする者から、わたしにささげる物を受け取りなさい」というものでした。神様への捧げ物は、額の大小ではなく、「心から」「喜んで」ということが動機となります。

自分が喜んでやっているかいないかを測定するバロメーターの一つは、人の評価が気になるかどうかです。喜んでやっていない人は、他人からの評価を気にします。しかし、喜んでやっている人は、既にそのこと自体が喜びですから、低い評価をされようが批判をされようが、喜びは変わりません。

あなたは喜んで捧げておられますか?心のチェックをするひとときをお持ちになられますように…。

あなたはわたしのもの(2月16日)

累計売上690万部の養老孟司氏の壁シリーズ、最新刊は『人生の壁』です。本の帯には「ぶつかっても、大丈夫ですよ」というキャッチコピーが記されています。現代人の心が求めるものは「大丈夫」という感覚です。

大丈夫の聖書的裏付けの一つは、「恐れるな、わたしはあなたをあがなった。わたしはあなたの名を呼んだ、あなたはわたしのものだ」(イザヤ43:1)の御言葉です。私たちを創造された神様は、私たちを見出し、ご自分の子だと宣言しておられるのです。

東日本大震災直後、地震で離ればなれになった子供を捜して、親があちこちの避難所を巡り、とうとう再会できたというニュースが流れていました。一人ぼっちだったお子さんの寂しさはもちろんですが、親御さんはどんな気持ちでいらっしゃったでしょうか。地震や津波から命は助かっていても、きっと生きた心地がしない日々だったことでしょう。

子供が親を捜しに行くのではなく、親の方が子供を捜しに行ったように、私たちが神を求める前に、神はご自身の方から私たちを捜し出し、見出し、「あなたはわたしのものだ」と、絆を作り出して下さるのです。

神はあなたを大切な人として見ています。今週もその眼差しを受けながら精一杯この命を輝かせましょう。

ありのままの答案(2月23日)

合格ラインすれすれの所にいる受験生は苦しみます。頑張れば入れるかもしれませんが、間違いなく合格できる保証はありません。合格か不合格か、まだ確定しない時期はどう過ごせばよいのでしょうか。

預言者ミカは滅びと救いの両方を預言しました。ミカ書第2章の大部分には、責任を果たすべき指導者たちの横暴が描写され、その結果として神が下される裁き(滅亡)の預言が記されています。しかし、第2章の最後には、回復の希望が語られています。それが真に実現するのは世の終末の時です。終末が来るまでの中間状態に生きる私たちは、将来必ず「彼らの王はその前に進み、主はその先頭に立たれる」(ミカ2:13)ようになるという選択を、意志的にすることが正解です。なぜなら、回復の希望は保証されているからです。

私たちが願う希望は、しばしば自己中心的なものですが、神が与えてくださる希望は、私たちの想像をはるかに超えた、より大きなものです。その未来に成就する目標をしっかり見据えつつ、今は悪と矛盾に出会う現実に100点満点とは行かない自分の答案を書いていくのです。あえて神が言われる命の言葉を選択し、現実にチャレンジすること。そのありのままの自分こそ神に提出すべき答案です。

今週も、神からの試験問題に挑戦していきましょう。

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