判断の基準(12月5日)

コロナ禍で、日本の選択を通して、外国と異なる日本の考え方が明確になりました。

日本人は、AとBの意見があると、折衷案を探します。経済を動かす一方、命も守らなければなりません。外国のようにロックダウンができないのは、法律の問題だけではなく、飲食店に配慮するため「午後8時まで」のような両者を慮る対策が取られます。これは、どちらをも賛成する案ではなく、どちらからも文句を言われない案です。激しく議論して解決策を得る西洋とは真逆です。『和を持って貴しとなす』は、全員が賛成なのではなく、誰からも文句を言われないようにすることです。

日本人の文化、考え方にも長所は多くありますが、場合によっては不都合が生じます。日本人の考え方が成長するのには時間を要することでしょう。しかし、あなた個人の考え方は今すぐ変えることができます。さらに、新たに選択し、決断することができます。

日本人の成長も一人一人の成長の総和で、新しい文化を創ります。今こそ、自分で考え、選択し、決断する生き方を確立なさることです。もちろん、まわりの人々をも包んで余りある一元の「すべて相働きて益となる」のみ言葉を噛みしめつつ挑戦するのです。あなたならではの音色を奏でる練習を今週もしてまいりましょう。

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