災いの対処法(2)(1月21日)

前回、み言葉の宣言が災いを防ぐ垣根だと申し上げましたが、神様ご自身がその垣根を取り払う時があると、聖書は語っています。

サタンが神に訴え出た後、神はサタンにこう言います。「見よ、彼のすべての所有物をあなたの手にまかせる。ただ彼の身に手をつけてはならない」(ヨブ記 1:12)。ヨブが張り巡らし、また神ご自身が備えられたはずの垣根でしたが、一つ、二つと神は外され、それに乗じてサタンはヨブに次々と災いをもたらしました。あえて神様は私たちに災いが来るのを許可されることがあります。しかし、その背後には必ず神の意図があるのです。

大阪で英語講師をしていたJ.V.マーチン宣教師は、たまたま東京で関東大震災に遭遇しました。マーチンは被災者が身を寄せあう明治学院のグラウンドで、夕闇に浮かぶ十字架を発見しました。それはどうやらの中で光るろうそくの光だったようです。そして、大災害のただ中にもキリストが共におられるという感動から生まれたのが「とおきくにや」(聖歌397番)です。

人は皆それぞれ、納得できるまでには様々な経路を通り、苦しみながら自分の答えを出し、その答えがそれ以降の人生を支えていきます。神の防波堤が崩れたように思う時は、あなたにしか与えられていない神の答を見出す時です。さらなる信仰の深みへと邁進して行きましょう。

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