身の預け先(3月5日)

日本人の特徴を、精神科医の和田秀樹氏が、次のように指摘しています。「予期不安が強い割に、実際にそうなった場合の対策を立てていない人が多いという。たとえば、ガンになりたくない、と言って、しょっ中、ガン検診を受けている人がいますが、実際にガンになった場合に、どの病院に行くかを決めている人がいない」(『70歳が老化の分かれ道』詩想社新書)。

自分個人の意見を持つよりも、みんなが検診を受けるから自分もと流される人がいます。物事を具体的に考えるのが苦手な人もいますが、中には不安でいることに存在感を見いだす人もいます。和田氏が言っているのは、たとえ結果が良くなくても対処できる心構えを持ち、医療であれば、その場合の身の預け先も考えておく必要があるということです。

その際に、神様との関係が強固であれば、心を平安に保つことができます。そのために、自分の土台となるみ言葉を絶えず暗唱することです。それと共に、「生きることは祈ること」、「祈ることは生きること」と、あなたの存在と祈りが一体化する世界に向けて、今日一日、そして生涯を生きていきましょう。神との一体化の中で、必ず、平安、愛、喜び等、あなたならではの良き実を結びます。

-

© 2024 Yonezawa Kojo Church