祝福のラベル(3月12日)

神様は毎日天から祝福を注いでおられるのに、自分は受ける価値も資格もない、と与えられたものを捨ててしまう人がいます。自分の心に「私はダメ人間」というラベルを貼って生きている人です。ダメな人間と思うと、それにふさわしい否定的なものを拾い集め、祝福は「私には合わないもの」と拒否します。ですから、せっかくのアドバイスも自分への攻撃と感じ、防御的になり身構えてしまうのです。

そのような人を探し求め、会いに来て下さった方がイエス・キリストです。「丈夫な人には医者はいらない。いるのは病人である。わたしがきたのは、義人を招くためではなく、罪人を招くためである」(マルコ2:17)。あなたが神の祝福を受けることが出来るようにと、「ダメ人間」というラベルをご自分の「祝福された人」というラベルと交換して下さいました。これが十字架上でなされた神との和解です。

「和解」というギリシャ語には「交換」という意味もあります。人間の「罪」と神の子の「栄光」の交換がなされたことに気づいた宗教改革者のマルチン・ルターは、これを「喜ばしい交換」と呼びましたが、その背後には、「歴史上最も不平等な交換」を喜んでして下さった神の愛があるのです。

今週も「祝福」というラベルが自分に貼ってあることを確認しながら歩んで参りましょう。

 

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