憂いから喜びへ(11月19日)

旧約聖書を読む時は、「中心的メッセージは何か」を心にとめて読むことが必要です。つまり、「一番伝えたいと思って記されていることは何か」を忘れないで読むのです。すると、枝葉の部分に惑わされず、きちんと幹の部分を追うことができます。

エステル記は、当時ペルシャに生きるユダヤ人たちに、「憂いから喜びに変り、悲しみから祝日に変った」(エステル記 9:22)という出来事があったことを伝えています。このことを忘れないために記念として毎年プリムの祭りを行うことが定められました。ここから得られる中心的メッセージは、①祝福は神を信頼し、忠実に与えられた責務を果たしていく先に与えられる。②このことを忘れないために定期的に記念の祭りをする、ということです。

現代に生きる私たちへの応用は、①とは聖書通読と祈りを通して聖霊に導かれた生活をすること。そして、②とは毎週の礼拝を守る、ということです。この生き方をしていく時、今あなたが憂いと悲しみを味わっているとしても、「憂いから喜びに変り、悲しみから祝日に変った」と告白できる日が必ずやってきます。

憂いは決して永続しません。必ず喜びと祝日に変わる時が来ます。聖書の神の約束を信じ、祝福の方向への一歩を踏み出して参りましょう。

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