やみも光も(4月21日)

Y兄はポジティブになれない自分に悩んでいました。この世で生きていくには、前向き積極的でなければならないと、あらゆるところから吹きこまれていたからです。しかし、ネガティブな考えの方が先に浮かぶという性格は変えようがなく、自己啓発の本を読んでみては挫折するという繰り返しでした。

このままではダメだ、とまた否定的考えに沈んでいた時、聖書の御言葉に目がとまりました。「あなたには、やみも光も異なることはありません。あなたはわが内臓をつくり、わが母の胎内でわたしを組み立てられました」(詩篇139:12-13)。彼の霊の目が開かれました。「そうか、私はこういう人間として、こういう生き方になるように造られたのか!」。今までダメだと思っていたところが、実は「やみも光も異なることはありません」とする神の創造の業だったのだと、彼は自分の人生の見方を変えるきっかけをつかみました。

Y兄は、ネガティブであるということは先にある危機が人より見えるということであり、トップでなく二番手でいるほうが安心な自分は、参謀役や補佐としての適性があるのだとわかってきました。彼は人に歩かされる人生を中止し、自分の賜物を知り活かすという、新たに自分の足でしっかりと地を踏みしめ歩く人生を始められました。

あなたを造られた神と共に今週も歩んで参りましょう。

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