ゆるしの確信(6月2日)

警察庁の発表によると、令和5年中の交通事故による死者数は2678人です。平均して毎日約7人の方が亡くなっていることになります。さて、私たちは「今日その7人の中に入るかもしれない」と心配して夜も眠れない日々を送っているわけではありません。人はある一部分がクローズアップされて大きく見えたり、重要なことが全く目に入らなかったりするのです。

「しかし、聖霊をけがす者は、いつまでもゆるされず、永遠の罪に定められる」(マルコ3:29)。この聖書箇所を持ちだして、私は本当はゆるされていないのではないかと不安に思う人は少なからずおられます。まず第一に知らなければならないことは、聖書の中には罪のゆるしの約束の方が遥かに多くあることです。ですから、マルコ3章の御言葉は特殊なケースと考えるのが適切です。

ある社長さんが手術を受ける際、死亡例はないのかと医師に尋ねました。すると「10万件に1件の死亡例があります」との答え。彼は一瞬、手術をやめようかと思いましたが、すぐに思い直しました。99.999%の確率で死なないと計算できたからです。会社では社運を賭けた五分五分の確率の修羅場を何度も乗り切ってきた人だったので、50%に比べれば99.999%など成ったも同然と思えたのです。

神の基本的御心に目を向け、ゆるしの確信をいただく今週として参りましょう。

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