原点に帰る(9月1日)

「主は恵み深く、なやみの日の要害である。彼はご自分を避け所とする者を知っておられる。」(ナホム1:7)

 

ナホム書のサプライズはその名前です。ナホムという名前は「慰め」を意味しますが、ナホム書のメッセージはそれとは反対に、敵国アッスリヤに対する裁きと滅びの預言です。そこには深い神の御旨があります。

ナホム書はヨナ書と反対で、ヨナの時代には、ヨナの宣教によってニネベの人々は悔い改め、それを見た神は彼らを救われました。しかし、その後の時代のナホムのメッセージを、当時のニネベの人々は拒否しました。アッスリヤは国の最盛期を迎え、向かうところ敵無しの時代だったからです。自分の力を頼みにし、神の力も愛の御手も目に入らなかったアッスリヤは厳格な裁きに遭ったのです。

大事なことは、今の自分は自分の力でそうなったのではなく、神の力でさせていただいているのだ、という意識を持っていることです。すなわち、栄光を常に神にお返しし、自分はちりから造られた土の器に過ぎないことを肝に銘じておくことです。この原点に繰り返し戻る時、神のメッセージを聞き逃すことはありません。

神が造られた土の器である自分に戻り、原点から今日を歩み出しましょう。

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