御言葉の種(9月8日)

花や野菜の種袋には「発芽率○○%」と記載されています。蒔いた種が全部芽を出すわけではありません、という種苗メーカーからの断り書きです。さて、御言葉の種の発芽率は神のみがご存知です。私たちの役目は蒔くことです。

御言葉が芽を出すには相当の努力が必要とお感じになるかも知れませんが、イエス様のたとえ話ではこうなっています。「夜昼、寝起きしている間に、種は芽を出して育って行くが、どうしてそうなるのか、その人は知らない」(マルコ4:27)。「夜昼、寝起きしている」とは普通の生活を送っているということです。その間に、種、つまり御言葉自身に命があるので、努力せねばという思いの有る無しとは関係なく、「芽を出して育って行く」というのです。

育てるのは神。蒔くのは人間です。人の機嫌を取ったり、顔色をうかがったりして、変形させた種を蒔いてはいけません。また、自分で蒔いて自分で収穫するのだと力んでもいけません。伝道する時には、純粋な御言葉の種をまくことに意識を集中するのです。そして、どのくらい蒔いたかなど忘れるほど多く蒔くこと。この人生の先に喜びと収穫が待っています。

今週も御言葉の種をまき、伝道に励んで参りましょう。

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