「飼葉おけに寝かしてある幼な子を捜しあてた。」(ルカ2:16)
「あなたを救う方が来られた」という良き知らせを、神が最初に伝えたのは誰だったでしょうか?それは、野にいた羊飼たちでした。キリスト降誕のクリスマスの時、人々は人口調査のため、それぞれの生まれ故郷で登録をしなければなりませんでした。しかし、羊飼たちは例外でした。なぜなら、彼らは数に入らない、なきに等しい者たちとして見られていたからです。しかし、その羊飼たちこそが、一番最初に救い主誕生の知らせを受けたという事実は、まさに人生の逆転劇と言えるでしょう。
今年一年を振り返った時、「自分の不十分さでああなった」と自分を責め、自己嫌悪に陥るようなつらい経験をした方もおられるかもしれません。しかし、神の目は最も弱い人に注がれています。
クリスマスの良き知らせをいただける人は、この羊飼いたちのように、期待されている基準を満たさない人です。「自分こそ、そのような存在だ」と知る時、あなたは羊飼たちと共に、良き知らせを自分のものにできるのです。
神は最も弱い者に最も近いのです。自分の罪と弱さを受け入れ、救い主をお迎えするクリスマス。その恵みの中でこの日を感謝と喜びで過ごしましょう。