飼う者のない羊(3月2日)

人生には基本的な3つの問題があります。まず、人は皆、生命の危機にさらされています。1つ目は、現代医学が発達したとはいえ、人はいつ病気になるか分かりません。次に、私たちの肉体的弱さや精神的弱さがあります。そして3つ目に罪の意識があります。誰もが処理されていない過去の古傷を持っているのです。

これら人生の基本的問題の解決策を知らず、その答を求める方法も知らないまま毎日を過ごしているのが「飼う者のない羊」です。

では、どうしたらいいのでしょう。今以上に頑張ればいいのでしょうか。それとも、一切をあきらめ、なるようにしかならないと達観していればいいのでしょうか。

答えは、救い主の眼差しに気づくことです。イエス・キリストの眼差しは、「飼う者のない羊のようなその有様を深くあわれんで」(マルコ6:34)というあわれみの目です。決して、「この人は何をやっているのだ。何度も同じ過ちをしでかして、何度反省しても変わらない」という批判の目ではありません。飼う者のない羊のような私たちの有様を、イエス様は深いあわれみの目で見ていてくださるのです。

私の味方となってくださるお方がおられるのだ、と自分の思いを新たな方向へ向ける今週として参りましょう。

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