癒しの器(3月16日)

花子さんは、「私は頭が悪くて、聖書のことがよくわかりません!」と明るく話してくれるクリスチャンです。ある日の礼拝説教を熱心に聞いておられたので、「今日のメッセージはいかがでしたか?」と聞くと、「良かったです。恵まれました!」と元気良く言われます。「何が一番の収穫でしたか?」と聞くと、「全部です!」とおっしゃいます。「その中でもとりわけ良かったところは?」と続けて尋ねると、今度は「う~ん」と言って言葉に詰まります。

つまり、どのポイントが自分の問題の解決につながったかという分析的な聞き方をしていなかったということです。では分かっていないのかというと、そうではありません。花子さんの判断は非常に的確です。時に、論理的・分析的アプローチを超えた範囲で、見えない核心を捉え、適切な対応をすることがあります。

彼女は多くの失敗やつらい経験を重ねてきたからこそ、人の苦しみを深く理解し、共感できるのです。その結果、直感的に正しい判断ができるようになったのでしょう。花子さんはまさに、神の愛と悲しみを体現した「癒しの器」として、今、生きておられます。

すべてに意味を与えて下さる神と共に今週も歩んでまいりましょう。

-

© 2025 Yonezawa Kojo Church