復活の希望(4月20日)

「草は枯れ、花は散る。しかし、主の言葉は、とこしえに残る」(Iペテロ 1:24~25)

クリスチャン医師の小澤竹俊先生は、ホスピスでの豊富な経験を通して、人が自分の人生の終わりを意識すると、日常のありがたさがわかってくると書いておられます。ホスピスに入るほどの状態になり、体が思うように動かせなくなると、「それまで『おいしいものが食べたい』と思っていた人が、『胃ろうではなく、もう一度自分の口で食事をしたい』と思い、『海外に行きたい』と思っていた人が『もう一度、自分の足でトイレに行きたい』と思うようになる。つまり、当たり前の日常を望むようになるのです。」(小澤竹俊著『今日が人生最後の日だと思って生きなさい』より)。

人生最後の日を意識すると、日常生活が宝物に囲まれていたことを知り、感謝するようになります。私たちはすでに多くのものを神から与えられ、意味ある人生を送っているのです。死で一旦それは終わりになりますが、永遠の生命を与えられたクリスチャンにとっては途中休憩のようなもので、復活の日からさらに続いていく希望が与えられています。

復活の約束を信じ、草花を生かして下さる神と共に生きていきましょう。

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