不安の中の平安(12月21日)

ルカ 2章1節~4節は、皇帝アウグストの人口調査の勅令をきっかけに、ヨセフと身重のマリヤがナザレからベツレヘムへ向かったことを伝えています。彼らは、「ベツレヘム・エフラタよ、‥、イスラエルを治める者があなたのうちからわたしのために出る」(ミカ 5:2)というミカ書の預言を意識して移動したのではありません。むしろ、重い負担となる人頭税徴収のための人口調査という、ローマ帝国の欲望から出た命令に従わざるを得ず、望まない旅に押し出されたのです。マリヤは安全なナザレではなく、ベツレヘムの厳しい環境の中でイエス様を産むことになりました。しかし、この予期せぬ出来事こそ、何百年も前から預言されていた神のご計画の成就でした。

私たちも、他人の思惑や社会の流れに振り回され、願う形とは違う道を歩まされることがあります。「神がいるならどうして」と思わずにはいられない状況に置かれることもあります。しかし、ヨセフとマリヤの歩みがそうであったように、理解し難い出来事の背後でも、神はご計画を確かに進められています。神は、神を認めないローマ皇帝の行動さえ用いて、導きを成し遂げられる御方なのです。

私たちは運命に流されているのではなく、神の確かな導きの中を歩んでいます。このことを信じ、不安の中にこそ平安を見いだすクリスマスとしていきましょう。

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