ノルウェーでの調査です。中年のサラリーマン2千人を2グループに分けました。一方のグループは、日誌を付け、定期的に診察し、健康のアドバイスを受けました。他方には、何も言わず、何も干渉せずにいました。すると驚くべき結果が出ました。2年後、両グループの健康診断をしたところ、様々な健康観察を受けたグループの方が不健康で、病気になっている人が多かったのです。
健康に留意せず不摂生でよい、ということではありません。「健康は命より大切」と言わんばかりに過剰に心配することのないように、とのアドバイスです。
最も重い病気は「思い煩い(重い患い)」です。今週も、イエス・キリストが野の花や空の鳥に目を留めて語られたように、心配事にではなく平安に目を向け、主と共に、日々、歩んでまいりましょう。
「空の鳥を見るがよい。まくことも、刈ることもせず、倉に取りいれることもしない。それだのに、あなたがたの天の父は彼らを養っていて下さる。……野の花がどうして育っているか、考えて見るがよい。働きもせず、紡ぎもしない。……きょうは生えていて、あすは炉に投げ入れられる野の草でさえ、神はこのように装って下さるのなら、あなたがたに、それ以上よくしてくださらないはずがあろうか。」(マタイ6:26、28、30)