神にある人生 (8月18日)
毎日の歩みの中で、試練に立ち向かい、じっと問題点を凝視することもあります。また、物事が順調に進み、「もう、これで死んでも良い」と思うほど充足することもあるでしょう。
石川啄木はそんな私たちの人生を、次のように、二通り歌いました。
「はたらけど はたらけど 猶わが生活
楽にならざり ぢっと手を見る」
「こころよく 我にはたらく 仕事あれ
それを仕遂げて 死なむと思ふ」
人生は、晴れの日が良く、曇りや雨の日、さらには嵐は最悪、というものではありません。すべてを造られ、すべての事を相働きて益としてくださる神と交わりを生きる人生は、どのような状況にあっても、喜びと感謝の歌が湧き上がる人生です。試練の時には試練の時のように、順境の時は順境の時のように、その折々にしか聞けない神様からのメッセージを聞き、その神にある現在を生き、試練のただ中で喜びを見いだすことができるのです。この生き方こそ、どのような状況にあっても、人生の歌を詠むことができるのです。 |