2005年1月の霊想

  自分を愛するように① (1月2日)

  「自分を愛するように、あなたの隣り人を愛せよ」
                   (ルカ10・27)

 今年はこのみ言葉に立ち、自分をしっかりと生きる年です。自分を最高に生きるため、3つのステップが鍵で す。今週は、その第一ステップです。
 人はみな、自分を見失ったまま生まれてきます。すなわち、確かな拠り所がわからず、神を知らないでこの地上で生活をし、自分が何者であるかがわからないで生きています。
 自分を見失い、折に触れ居心地の悪さを感じつつも、多くの人は自分を捜そうとしません。なぜなら、捜せないもの、とあきらめていたり、捜し方を知らないために「見つからない」とただひたすら嘆くだけだからです。
 しかし、自分で捜し出せない時は、確かに見いだしてくださる方にお頼みすることが一番です。イエス・キリストは、「失われたものを尋ね出して救うため」(ルカ 19・10)、この地上に来られました。自分を捜し出す鍵がこのみ言葉です。キリストにあって自分をしっかり見い出し、歩んでまいりましょう。

  自分を愛するように②  (1月9日)

       「自分を愛するように、あなたの隣り人を愛せよ」
                            (ルカ10・27)

 今年はこのみ言葉に立ち、自分をしっかりと生きる年です。自分を最高に生きるため、前回は、第一ステップ として、『自分捜し』が鍵であることを学びました。
 今週は、その第二ステップです。
 毎日の生活の中で大きな出来事や非日常的な事に遭遇すると、今まで隠れていて見えなかった、気づかなかった自分の本体にふと出会うことがあります。その時に、「こんなに弱く、こんなにみすぼらしいのが自分の本音か」と、その本体に愕然とすることもあります。
 しかしその時に、自分を足蹴にし、ぞんざいに扱うのではなく、帰ってきた放蕩息子をなりふり構わず、あたたかく迎えた父親のように、そのあるがままの自分自身をていねいに受け入れ、寄り添うことです。さらに、その自分自身と仲良くなり、じっくりと育てるのです。
 イエス様が弟子たちに添いつつ、育て、訓練なさったように、あなた自身が、内なる自分と向き合い、受け入れていくことが自分を育てるコツです。
  今週も、心してまいりましょう。

  自分を愛するように③ (1月16日)

      「自分を愛するように、あなたの隣り人を愛せよ」
                              (ルカ10・27)

 今年はこのみ言葉に立ち、自分をしっかりと生きる年です。自分を最高に生きるため、第一ステップとして、 『自分捜し』、第二ステップとして『自分育て』が鍵であることを学びました。
今週は、最終ステップです。
  最後の鍵は、育てた自分をしっかりと活用することです。すなわち、自分は、自分以外の誰かのために存在し ていることに目を向け、どんな出会いでも、相手に何かをしてもらおうと思うのではなく、その出会いで自分が 何ができるかをいつも問いながら、自分をさらに磨くことです。
 さらには、造り主である天の神様が最も喜ぶこと、すなわち、神の栄光のために自分自身を用いることです。 また、そのような存在であることをより確かにできることは、何とすばらしいことでしょう。
 今年も、あなたの存在を通して、神様がどんなにすばらしいかをご紹介し、神様の栄光を現す年として豊かに用いられますように。

  今年の備えは? (1月23日)

 昨年は、数多くの台風、地震等に加え、経済面でも激震の年でした。カネボウ、ダイエー、UFJ銀行など、自力で再生できず、実質上の崩壊に直面している企業のニュースが、連日紙上をにぎわせました。かつての昭和の名経営者が、必ずしも平成の名経営者にはなり得ない例が後を絶ちません。
  たとえば、ダイエーの中内功氏は、昭和の流通革命の風雲児として世界的にその名を馳せ、西武グループの堤 義明氏はアメリカのビジネス情報誌『フォーブス』の表紙にも出て、世界一の金持ち経営者として知られていま した。
 なぜ、これらの人が後れを取ったのでしょうか。
 それはただ一つ、時代に即して変革できなかったからです。次々と変化する時代の流れに対応するには、いつも革新を必要としますが、それができなかったのです。
 革新には、革命と新生の二つの側面がありますが、これは、私たち一人一人の人生にも共通します。革命とは不必要な古いものを捨てる勇気。新生とは新しいものを生み出す、すなわち、無から有を生み出す神にあってのみ可能な世界です。
  一年のはじめに、良き備えをしたいものです。

  インターネット伝道  (1月30日)

 インターネットがこれほどまでに普及するとは、誰もが予測しなかったことです。米沢興譲教会ホームページ へのアクセスも、二〇〇〇年三月十二日にスタートしてから昨年まで、累計アクセス数は二七七、三八六件。昨 年だけでも九五、八八六件でした。一日平均三〇〇件近 いアクセスがあるわけです。日本のみならず世界の隅々から、メッセージを聞き、また、教会の情報を通してエネルギーを得た、との報告を伺っております。
  米沢興譲教会のホームページは、丸山師が大きな使命を持って立ち上げてくださいました。しかし、今やこのように多くの方々からの期待に対応するには、丸山師お一人では難しくなってまいりました。
 さらに、教会のホームページを充実させるために、皆様の祈り、また、支援を求めております。このような働きにご興味のある方、また、時間を費やして支援をしてくださる方が必要となってきました。
 時代と共に伝道のスタイルも変わりました。変えてならぬ福音の本質をしっかりと伝えつつも、このように時代に敏感に応答できるのは、お集いになるお一人びとりの尊いご支援によるものです。
 あなたの祈りの中に、この働きを覚えていただければ幸いです。

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