2012年3月の霊想

  愛に裏打ちされた厳しさ  (3月4日)

「怠りは人を熟睡させる、なまけ者は飢える。」                   (箴言19・15)
 人間の自律神経は交感神経と副交感神経の2つで成り立っています。ストレス満載の現代社会では交感神経が刺激される機会が多いので、イライラ、ピリピリになりがちです。ですから、最近は人をゆったりリラックスさせる副交感神経が善玉とみなされ、交感神経は悪者扱いの傾向にあります。
 しかし、副交感神経優位に片寄りすぎると、特有の疲れが生じます。毎日疲れを感じながらも頑張って動くことができる交感神経タイプの人に対して、副交感神経タイプの人は、すぐ疲れてしまいます。体の能力全体が下がることによる疲れやすさなのです。リラックスしているから良いのではないか、と思いがちですが、人間はピリッとした時とフワッとした時の両方が必要です。
 この聖句はピリッと人間を引き締める箇所です。箴言は、私たちが過ちなく人生を送るための知恵の言葉ですから、時に神様は厳しい言葉でチャレンジなさいます。しかしそれは、私たちを落ち込ませるために語られているのではなく、自律神経のバランスを保つための癒しの言葉なのです。
 愛に裏打ちされた厳しさをしっかり受け止め、今週も神の愛を確認しつつ歩んで参りましょう。

  3月11日に  (3月11日)

今日でちょうど一年。
 震災からの復興が、国民総力、さらに世界の多くの人の善意によってなされている中、3月11日を迎えました。私たちの教会でも、直接的、間接的に、大勢の方が率先し、喜びをもって、復興のためにご尽力くださっています。あなたご自身も、日ごとに復興のために覚えて祈ってくださっていることは、何と大きな力でしょう。
 見える形のご奉仕に全力を注ぐと共に、クリスチャンとして、この機会に最も大切なものは何か、をもう一度明確にすることです。「無くてならぬものは多くはない。いや、一つだけである。」(ルカ10・42)とキリストは言いました。無くてならないものとは、一日も早い除染や住居の確保等と同時に、それらを補って余りある『永遠の命』を一人一人が明確になさることです。
 「明日地球が終わろうとも今日りんごの木を植える」とのマルチン・ルターの言葉のように、決して忘れてならない人生の目的は、「どんな境遇にあっても、足ることを学ぶ」(ピリピ4・11)、すなわち、神様との関係をより強力に、豊かなものにしていくことです。そのように生きているあなたを通して人々が神と出会い、その人の生き方が変えられていきます。
 この今日の節目が、さらなる信仰の躍進の機会となることを祈りつつ……。

  船酔い解消法  (3月18日)

 Aさんご夫妻は、引退後、長年願っていた夢を実現しました。それは島々を巡る7日間の船旅です。当時、客船での旅は珍しく、長期の船旅に慣れていないお二人は、ほどなくして船に酔ってしまいました。「楽しいはずの旅もこんな船酔いの思い出だけが残るのか…」と思うと、長年の夢であっただけに、どれほど悔しかったことでしょう。
 船酔いはつらく、足元を見ながら自分の体を支えることで精一杯でした。そのようなご夫妻を見て、船旅の経験豊かな方が、「デッキに出て、外の動かないものをしっかり見るといいですよ」と教えてくださいました。そこでご夫妻は重い体でデッキに出て、教えていただいたように動かないものを探し、しっかり見つめました。すると船酔いが治り、その後、快適な旅を続けることができました。
 船酔いしそうな不確実な時代、人生も変わらないものをしっかり見続けることが肝要です。
 「人生、主が共におられるゆえ、どんな時も大丈夫。万事、相働いて益となる」と、心の拠り所をしっかりとみ言葉に置き、日々口ずさみながら生きることが人生の船酔いを防ぐ秘訣です。
 今週も、永遠に変わらない確かな方、イエス・キリストを仰ぎ見つつ、人生の旅路を歩んでまいりましょう。

  最高の一日の過ごし方  (3月25日)

 最高の一日を送る秘訣は、イエス様のように朝早い時間帯を確保し、御言葉を読み、祈ってスタートすることです。神の子のキリストさえも天から受けなければ力を発揮できませんでした。まして私たち普通の人間は、神との交わりなしでは、カサカサに干からびてしまいます。
 しかし、はたと気づいた時にはもうお昼前、ということがあります。その時には自分を責めず、霊的な方向転換をしましょう。神は野に残した99匹の羊以上に、一匹の迷い出た羊が帰ってくるのを喜ばれます。神に向きを変え「悔い改めます」と祈った後の午後の時間は、グンと盛り返すのをあなたも体験されるでしょう。
 一日の終わりに「今日は神様にあっちに行ってもらっていたなあ…」と気づいた時はどうなのでしょう? キリストのそばで十字架につけられた重罪人の一人は、人生の最後の最後で神を認め、魂をゆだねました。すると「あなたはきょう、わたしと一緒にパラダイスにいる」と祝福の宣言をいただいたのです。私たちも、一日の最後にパラダイスに入る恵みが与えられています。寝る前に「あの時も主はそばにおられたのだ」と、今日一日の出来事を見直してみましょう。一つ一つ数え上げるごとに神の赦しと癒しが心と体を解きほぐしていきます。
 今週も神様に心を向けて歩みましょう。

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