2020年6月の霊想
弱さは恵み(6月7日)
障害をお持ちのAさんは、クリスチャンになられたことが転機となり、人生が180度変えられた、とお話しくださいました。神様はすべてを最善にしてくださる方で、自分の弱さは神様からの大きな恵みであることを獲得なさったのです。
その一つを次のようにおっしゃいました。Aさんは、人の気持ちを酌むことができず、直言的に物事を言ってしまうため人間関係がスムーズでなく、能力があるにもかかわらず、職場を次々と変わらざるを得なかったそうです。しかし、人の気持ちを顧みなかったことを悔い改め、「直言的に言えることは神様からの贈り物」と受け止め、卑屈にならず、ていねいに語り、職場の人やまわりの人に自分の持ち味を理解してもらいました。すると、普通の人が気にして言えないことも力強く率直に言うことが、逆に、組織で用いられる結果になり、今は、会社の大切な柱として活躍しておられます。
そう言えば、環境活動家として世界的に有名なグレタさんも、アスペルガーという障害があるゆえに、与えられた恵みを用いて世界的に活躍されていることをあなたもご存じでしょう。
神様はあなたを、そしてすべての人をも豊かに用いてくださる方であることを体験していきましょう。
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瞬時の対応(6月14日)
意見などを求められた時、自分の考えにまとまりがないと「あー」「えー」「あのー」と不必要な言葉を口にしてしまいます。しかし、語るべきメッセージが血肉となり、実体を伴っている人は、どのような時でも瞬時に対応できます。
ある時、アナウンサーが生放送で、卓球選手の平野さんに「卓球の魅力は何か」と尋ねた時、彼女は「卓球の魅力は、相手のラバーの角度やボールのスピードによって自分の対応が変わること。それを、素早く自分の中で決断する楽しさです。」と一気に答えられました。アナウンサーは、その時のことを生涯忘れることができない、と語っています。一瞬にかつ明解に答えられるほど、人生を練り鍛えていることは何とすばらしいことでしょう。
あなたも、「なぜクリスチャンになられたのですか」あるいは、「神様を信じることのすばらしさは?」などと尋ねられた時、凝縮された、あなたならではの証しが、メッセージがほとばしり出るために、恵みの世界を昼も夜も覚えることです。
「このような人は主のおきてをよろこび、昼も夜もそのおき てを思う。このような人は流れのほとりに植えられた木の、時が来ると実を結び、その葉もしぼまないように、そのな すところは皆栄える。」(詩篇1・2~3)
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4つの知性①(6月21日)
人間には4つの知性があると言われています。頭脳的知性、身体的知性、感情的知性、霊的知性です。
今回は頭脳的知性と身体的知性の2つをご紹介します。
① 頭脳的知性
現代はこれを最も重視します。この知性が火星に探査機を送り、コンピューターを開発し、ガンの治療法や新型コロナのワクチンを見つけようとし、新しいエネルギー源を作り出そうとしています。
しかし、頭脳的知性がすべてを解決してくれるわけではありません。この知性はとてつもない武器ですし、これがなければ人間として機能を果たせませんが、同時に、これがすべてと崇拝する姿勢は時に心を疲れさせます。
頭脳的知性に乏しくても、それを補って余りある他の知性をも神様は与えてくださいます。
② 身体的知性
身体には臭覚、味覚、視覚、聴覚、触覚が備えられていて、豊かな生き方ができます。この知性は、過去や未来でなく、今この瞬間に働いています。
頭脳的知性は嘘をつくことができますが、身体は嘘をつきません。そのため、例えば膝が痛いような時、「膝さん、こんにちは。いかがですか?」と身体と会話するのも知恵ある生き方です。
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4つの知性②(6月28日)
人間に与えられている4つの知性。今回は、感情的知性、霊的知性です。
③感情的知性
人間の体験は、すべて基本的感情から生み出されます。それは怒り、悲しみ、不安、喜びなどです。感情は人を人たらしめる大切な要素です。そのため、教会員の中には「感謝ノート」に続いて「感情ノート」をしっかり付けることで、自分の生き方が深まり、高められたという方もおられます。
あなたは、一日にどのくらいご自分の感情と対話なさいますか。
④霊的知性
前の3つの知性の総まとめであり、何よりも、神の子であるあなたが、神様との交わりの中で人生を考え、整え、自分のため、他者のため、そして、神の栄光のために生きる方法とその力を得るところです。
あなたの一日は祈りで始まり、祈りで終わることでしょう。頭脳的知性、身体的知性、感情的知性すべてを助けるのは、神様との交わりから来る霊的知性、エネルギーです。
今週もこの4つの知性、特に、霊的知性を心して歩んでまいりましょう。
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