「お年を召され方に大切なのは、キョウヨウとキョウイクです。すなわち、『今日用事がある』『今日行くところがある』ことですよ」と、古びたダジャレを語ったところ、教会員のAさんが、次のように教えてくださいました。
「田中先生、教養とは、単なる知識だけにとどまらず、生活の中で学んだことが身についていることです。それをひけらかすこともなく、自ずとその人からにじみ出てくるもので、言葉や振る舞いに深みある品格や謙虚さを感じさせるもの。それを教養と言うのです」。
語るAさんご自身から、まさに教養、品格が豊かに放たれているのが、何ともうらやましい限りです。
Aさんがそこにいらっしゃるだけで、知識や言葉ではなく、そのように豊かな香りが放たれるのはなぜだろうか、と観察しましたが、わかりません。そこで、ご本人に尋ねてみました。Aさんは「礼拝、祈祷会を欠かさず守っていること、さらに、毎日の1時間のディボーションから与えられる恵みでしょう」と語られました。実体のある人は、努力が苦ではなく、むしろ喜びであり、信仰生活が日常となっていることを教えられました。
今週も、み言葉と祈りの生活を送り、さらに豊かな実を結びましょう。