森永ミルクキャラメルで有名な森永製菓を創設した森永太一郎氏は、アメリカに渡り、熱心なクリスチャンとなり、日本での伝道に情熱を燃やし帰国しました。しかし、道が思うように拓かれないまま、再度、アメリカに渡り、菓子作りを学んで日本に帰国しました。
キャラメルは甘くても、商売は決して甘くはありませんでした。苦労の末、彼が行き着いたのは「伝道するのも、商売をするのも、何を土台とするのか」でした。これがすべての要であることを神様から示され、「すべては神の栄光のために」と信仰を再確立し、その旗印として、神に導かれる人生の象徴である、あの有名なエンゼルマークにしました。
幾多の試練にもかかわらず彼が成功を収めることができたのは、人生、何を為すにしても大切なことを一つ明解にし、それからブレない。「一徹」これに尽きる、という信条に生きたからです。彼はお菓子以上に、神第一に立つ生き方を遺したのです。
「何をするのか(What)」と行動する前に、「何のために(Why)」を考え、最も大切な、自分の人生の目指すところをしっかりと確認しましょう。
いつも、天の窓を通して自分の位置を確かめる生き方を心しましょう。