長谷川町子さんの漫画『サザエさん』の驚異的な人気の陰には、お母様の強い信仰の支えがあります。
戦後、『サザエさん』を自費出版に近い形で制作をした折、大手取次店が扱ってくれたので、気をよくして2巻目も作りました。ところが、1巻目が返本の山となり、「2巻目は扱わない」と連絡が入りました。本のサイズが横長の変形版であったため、本棚に並べにくく、売れなかったのです。町子さんの自宅は、1巻の返本と未出版の2巻の山となりました。
失意に暮れている折、お母さんは「神様が共にいる。大丈夫」と力強く語り、どうしたら大丈夫になるかを祈られました。そして「普通のサイズに直して、次の巻を出せばいい」と提案しました。「もう、お金がない」と言うと、「神様が与えてくださる」と、神様への揺るがない信頼です。
町子さんは、お母様を通して語られる神様の声に従い、お姉さんと3巻目を作りました。これが売れ始め、その後、「1巻や2巻はないのか」と問い合わせが来るようになり、在庫の山は消えました。さらに、お母様の信仰を通して、町子さんはじめ、家族全員が救われました。
コロナ禍にあっても、どのような状況でも、み言葉に堅く立ち、今週も、信仰の祈りを捧げましょう。