世界有数の大学の一つ、米国ハーバード大学の創設期をご存じですか。大学が設立されたのは、今から四百年前の1636年です。牧師を養成する機関として創設されました。一年に一人か二人、多くても数人の生徒で、「牧師を養成する塾」としてスタートしたのです。最初の百年は、百数十人から数百人が在籍したと言われています。
年月を経ても、大学設立の初心がしっかり覚えられていることは大切です。日本にも多くのミッションスクールがあります。伝道のために建てられた学校ですが、年に数千人いる在校生から洗礼を受ける人がほとんどいないことは、残念な限りです。
ひるがえって、興譲教会は、2025年に百周年を迎えようとしています。興譲教会は、どのような弾圧や迫害にも耐え抜き、「福音を宣べ伝える」使命が脈打っています。あなたも、この使命を覚え、いつもこの原点に立ち返り、恵みの福音を伝える者としての自覚をさらに強化しましょう。
今、教会は転換期を迎えています。「人が何をしてくれるのか」ではなく「主のために自分は何ができるか」といつも問いながら前進しましょう。あなたの祈り、伝道、尊い捧げ物、奉仕が主の教会を建て上げていきます。今週も教会のために祈りましょう。