戦国時代、武田勝頼軍が三河の長篠城を包囲しました。城内では食糧が尽き、もはや数日、という状況になった時、鳥居強右衛門(とりい・すねえもん)が、命を懸けて、厳重な包囲網を抜け、徳川家康に救援を頼み、承諾を取り付けました。再び長篠城に戻る時、鳥居は武田軍に捕らえられ、「援軍は来ない」という報告をするように命じられ、城下に連れてこられました。その時、彼は、城を仰ぎ、大声で「主君の大軍はすでに出発した。援軍は三日もすれば到着する!」と叫びました。そのため、彼の身は、その場で切り裂かれました。指一本動かすことができない状況でも、彼の心は自由で、誰も彼の口をふさぐことはできなかったのです。
「弱い私には不可能」とつい弱気になる時があります。しかし、クリスチャンの特権は、どんな試練の中でも、天来の力により、内なる霊に満たされて生きることができることです。
「主は霊である。そして、主の霊のあるところには、自由がある。」
(Ⅱコリント3:17)
今週も、限りない天来の祝福をいただき、あなたが出会う問題のただ中で、御霊にある自由を味わう信仰を培っていきましょう。