静寂を待つ(6月5日)

羽生善治棋士が七冠を誇る絶頂期にあった時のエピソードです。

竜王戦第六局の時、開始の合図があったにもかかわらず、先手の羽生棋士が、なかなか第一手を指しません。目を閉じ、考え込んでいる風情のまま数分が過ぎました。別室の観戦者がざわめき始めた時、羽生棋士はようやく目を開き、第一手を指しました。

この対局はテレビ中継され、この印象的な場面が話題となりました。後日、羽生棋士に「あの時、迷いが出たのですか」と質問した方がいました。人は自分のいる位置から質問をするものです。羽生棋士は答えました。「そうではありません。静寂がやって来るのを待っていたのです」。

静寂は、人生のどの場面、どの状況でも大切な要素の一つです。あなたは、ご自分の内に静寂を得るためにどのようにしておられますか。

「今、ここにいる自分」を静かに見つめる人、み言葉を思いめぐらす人、聖霊の宮である自分の内に聖霊が満ちていることに感謝する人など様々でしょう。どのような状況にあっても、あなたならではの静寂の時をしっかりと見いだしていきましょう。

「静まって、わたしこそ神であることを知れ。」(詩篇46:10)

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