言い方一つで大きな違いが生じるのは、なぜでしょうか。
おばあちゃんは、ケガをしたこともあり、外出をおっくうがるようになりました。「家にこもってばかりいないで、散歩した方がいいよ」など、周囲の者が気づかって様々なことをあの手この手で語りますが、おばあちゃんは耳を傾けようとしません。
ところが、小学校6年生のお孫さんが、「散歩しようよ。私、おばあちゃんと一緒に散歩したい」と言うと、おばあちゃんは、すぐに外出されたのです。そして、出会う人に「いやいや、孫にせがまれて、散歩しています」と、生き生きした表情で話されたそうです。「体にいいから散歩しなさい」「足腰が弱るよ」「散歩に連れて行ってあげようか」等と比べて、お孫さんのひと言は、なぜ、おばあちゃんに行動を促したのでしょう。
ここからは、あなたがじっくりと考え、あなたの心のノートにぜひお書きになり、互いに分かち合ってみてください。あなたのさり気ないひと言に、さらに、ぬくもりと深みが増していきますから・・・。
「それゆえ行きなさい。わたしはあなたの口と共にあって、あなたの言うべきことを教えるであろう」(出エジプト記 4:12)