慰めの神(1月8日)

「 神は、 いかなる患難の中にいる時でもわたしたちを慰めて下さり」(IIコリント1:4)

今日の聖句で、「わたしたちを救い出して下さり」とは書かれていないことに注目しましょう。正しくは、「わたしたちを慰めて下さり」です。患難や試練が全くない小春日和のような毎日を歩ませてあげよう、ではありません。神は患難の中に人間を置いたままにし、そこで神の慰めを味わわせるというのです。

その理由は、あなたがその患難に耐える力を持っているからです。高齢者の方が、自立できるのに周りから世話を焼かれすぎると、今まで自分で出来ていたことが出来なくなることがあります。神はあなたが「この試練を通れる人物だ」と見込んでおられるからこそ、必要な力づけを与えるだけにしておられるのです。

しかし、試練の中を通る力があると言われても、やるのは自分です。当然、孤独と不安の闇の中を通ります。ですから、そこで得た神の慰めは本当に力になります。そうやって、体験者のみが持つ力強さを身につけていくのです。

あなたを慰めて下さる神がおられます。そして、あなたを通して慰められる人が将来備えられていることを、心に覚えてまいりましょう。

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