ゆだねる人生(3月26日)

「あなたの荷を主にゆだねよ。主はあなたをささえられる。」(詩篇55:22)

「サザエさん」の著者長谷川町子さんは、16歳の時に「のらくろ」の作者である田河水泡さんの家に住み込みで弟子入りしました。その年齢で家を離れたのでホームシックになった町子さんは、お母さんが熱心なクリスチャンだったことから、「毎週教会にだけはかよいたいから、日曜にお暇がもらえるようにおねがいして」と手紙を出しました。

信仰第一のお母さんはすぐに来てくれ、こう言いました。「どうぞ町子を、よろしくお願いいたします。何も望みはございませんが、たった一つ、日曜日には、どこの教会でもよろしいのですが、お近くの教会の礼拝に、出席させてくださいませんでしょうか」。お母さんはストレートにお願いし、結果を神にゆだねたのです。すると、思いもかけない展開になりました。植え込みの茂みで見えませんでしたが、隣が教会だったのです。このことがきっかけで田河水泡・高見澤潤子夫妻はクリスチャンとなり、戦後の日本に大きな影響を与える人となりました。

あなたの荷を主にゆだね、支えられる経験を今週も一つ一つ積み上げて参りましょう。

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