救い主は来られた(12月24日)

「恐れるな。見よ、すべての民に与えられる大きな喜びを、あなたがたに伝える。」(ルカ2:10)

 

「雨は夜更け過ぎに 雪へと変わるだろう」の歌い出しで始まる山下達郎さんの「クリスマス・イブ」。今やクリスマスの定番ソングとも言えるこの曲を決定的にしたのは、「きっと君は来ない」という印象的なフレーズです。「きっと」の後には「来る」が続くはずなのですが、その逆の「来ない」とすることで、「来てほしいけれど、多分無理。でも、わずかな希望を持って今待っている」という恋心が見事に表現されています。

聖書が証する真のクリスマスは、「きっと来ない」でも「きっと来る」でもなく、「すでに来た」です。二千年前、ユダヤのベツレヘムで幼な子が誕生し、この世に救い主が「来た」のです。この事実は変えようがありません。ですからクリスマスは、「すべての民に与えられる大きな喜び」です。いつ実現するかわからないものを不安な気持ちで待つのではなく、既に実現した救い主の誕生を安心してお祝いする時だからです。

すでに私たちのいる所に来られ、今も生きて働いておられる救い主イエス様と共に、今年のクリスマスを過ごしてまいりましょう。

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