米沢市で「星野富弘 花の詩画展」が開催され、延べ四千人近くの方々が来て下さいました。星野さんは落下事故で首から下の身体が動かなくなり、人生に絶望した後、キリストの福音を信じてクリスチャンになられました。
では、神を信じたので元のように動けるようになったでしょうか?いいえ、体はそのままです。しかし、キリストの福音に生きている喜びと感動を、その絵と詩に表し、全く動けない人が人々の心を動かし、四千人の足を運ばせるという出来事が起きたのです。
キリストが来られたのは身体の癒しが目的ではなく、神と人との関係を正しくするためであり、それが神の側からもたらされたという福音を伝えるためでした。つまり、霊・肉・魂を含めたトータルな救いが目的です。
もちろん、イエス様は愛ゆえに人々を癒されましたから、神に癒しを求めていっこうに差し支えありません。また、癒しを体験し、そこから神を信じる道を歩まれることもあることでしょう。しかし、は霊的体験の中で言えば小さい方なのです。人間の世界も天上の世界も全てを知り尽くし、しかも支配しておられるイエス・キリストの言葉を聞き、それに従って生きること。それが霊的体験の最上のものなのです。
今週もその最高の霊的体験を積み重ねて参りましょう。