聞く祈り(3月24日)

「しもべは聞きます。主よ、お話しください。」(サムエル記上3:9)

祈る時はどんなことを神様に語っても良いのですが、祈りの最強の部分はこの「しもべは聞きます。主よ、お話しください」という「聞く」というところです。しかし、祈る時、私たちは自分の願いを神に言い、それだけで終わってしまうことが何と多いことでしょうか。

聖書の神は、そのひとり子をさえ惜しまずに与え、“罪の問題を解決したから、どうか私と仲直りをしてくれ”と懇願するほどの愛の神なのです。「神はキリストにおいて世をご自分に和解させ、その罪過の責任をこれに負わせることをしないで、わたしたちに和解の福音をゆだねられたのである」(Ⅱコリント5 : 19)。その神が語ろうとすることに耳をふさいではいけません。

“自分の願いを述べたら祈りは終了。すぐ今日の生活に入る…”という祈りのパターンなら、今日を最後に「神様、私はそこから卒業しました」と言えるようにしましょう。祈りの最後に「聞く」という時間をじっくり取るのです。「しもべは聞きます。主よ、お話しください」と祈りの言葉を発した後の時間は、愛の神があなたの祈りに対して答えて下さる時間だからです。

今週も神の語る言葉に耳を澄まして参りましょう。

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