シモンとペテロ(4月7日)

キリストが選ばれた十二弟子の中にペテロがいます。彼の元の名はシモン。その意味はです。彼は強がってはいても、葦というその名の通りに風に揺らぎ、いざという時はブレたり、流されたりする姿を見せます。しかしイエス様はそれとは全く正反対のペテロ(岩)という名で彼を呼びました。イエス様は彼に、あなたは必ず確かな人物となる、という明確なビジョンを示され、彼の行くべき道を示してくださったのです。

改名の効能がポイントではありません。イエス様がペテロの弱さをそのままそっくり受け入れておられるからこそ、別名でお呼びになったと言えます。

私たちとて同様です。いたずらに自分の欠点や至らなさを嘆いてはいけません。キリストはあなたのあるがままの姿を受け入れ、あなたの罪の身代わりとして十字架につかれたからです。

この世にあっては無きに等しい自分ですが、私たちの欠点を受け入れ、素晴らしい存在として見てくださる御方が私たちを強めてくださることを忘れずに、今週も過ごしていきましょう。

「有力な者を無力な者にするために、この世で身分の低い者や軽んじられている者、すなわち、無きに等しい者を、あえて選ばれたのである」(第1コリント1:28)

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