一緒に入ろう!(11月17日)

「へりくだった心をもって互に人を自分よりすぐれた者としなさい」(ピリピ2:3)

 

互いに相手のしもべとなり、仕え合い、他者を自分よりも尊いものとする人間関係は、自己肯定感へとつながります。人は、他者を尊重し奉仕する中で、自己の価値を認め、自信を持って生きていくことができるのです。

クリスチャン夫婦が経営するお店がありました。奥様の謙遜は本物ですが、ご主人の謙遜は実は自信の無さの表れです。世間は見ているもので、「あそこは奥さんでもってるようなものだ」という声がどこからか聞こえてきます。彼はますます自信を失い、ある日、奥様に対してこんな言葉が出てきました。「天国に入る時、君は謙遜だから行列の先頭にいて、先に天国に入るんだろうなあ。僕は謙遜のふりをした傲慢だから、列のはるか後ろの方で待ってなきゃいけないんだよ」。いかにも謙遜のふりをして、相手を後ろからひっかくような言い方です。奥様はご主人の目を見つめて、しばらく何も言わず、そして静かに微笑んだかと思うと、ギュッと彼の腕をつかみ、こう言いました。「一緒に入ろう!」。

しもべとして他者に仕える生き方は、あなた自身と、あなたを取り巻く人間関係をより豊かなものへと変えていきます。しもべとなる祝福をいただく今週として、共に歩みましょう。

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