完成を見て生きる(12月1日)

「スーパーは野菜コーナーから入ってはいけない」と経済ジャーナリストの荻原博子さんは説きます。献立が決まっていないと、あれもこれもと買いすぎてしまうからです。反対に惣菜売場から入り、完成品を見て献立を組み立てると、無駄なく買い物ができます。

信仰生活も同じで、神の国の完成された姿を思い描きながら現実の問題一つ一つに対処していくと、ストレスの少ない活動をしていくことができます。

たとえ今が、神の国から遠く離れたような状態であったとしても、「私のところには救いが来ていない」などと悲観してはいけません。あなたが教会に来てキリストの福音に触れたということは、あなたがいる位置まで神の国が着実に進んで来たということだからです。

この現実を「霊も肉も全存在が救われている」という状態に変えるためには、すでにそうなっている未来があると信じることから始めましょう。つまり、野菜売り場から入るのではなく、完成品が並ぶ惣菜売り場から入るのです。すでに成っている未来があると信じ、聖霊の助けを受けながら、そこに向けて今の不完全な状態を完全へと変える努力をする。それが正しい道のたどり方です。

今週も完全な救いが達成されるビジョンを描き、今日の一日に力を得てまいりましょう。

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