その夜、神はソロモンに現れて言われた、「あなたに何を与えようか、求めなさい」。 (歴代志下 1:7)
何でも願いをかなえる魔法使いが現れるおとぎ話を聞いたことがあるでしょう。ソロモンは王になり、神に捧げ物を捧げたその夜、神ご自身の側から「求めなさい」と語りかけられました。これは彼の本心を試すための問いではなく、恵みの機会でした。
ソロモンは偉大な父ダビデの後継者として、神の民を治めるという大きな責任を担っていました。その務めは非常に重く、自分の力や知識だけでは到底果たせないものであることを、彼自身よく理解していました。そこでソロモンは、神から託された民を正しく導くための「知恵」を求めました。彼は自分の限界を認め、神の助けに依り頼んで歩む姿勢を示したのです。この願いは神に喜ばれ、ソロモンには知恵だけでなく、富や誉れも与えられました。神を第一とし、与えられた務めに忠実であろうとする者に対して、神は豊かに応えてくださるのです。
何を得るかの前に、神の前にどう生きるかを考えることが大切です。自分の力だけで進もうとするのではなく、神との関係の中で歩むとき、必要なものは備えられていきます。今週もそのことを覚えつつ、歩んでまいりましょう。
