2000年4月の霊想

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  全世界に出て行って  (4月2日)

  「全世界に出て行って、すべての造られたもの
      に福音を宣べ伝えよ。」(マルコ16・15)

 人生の喜びは、豊かに恵まれ、あらゆる面で多くのものを得ていかれることです。しかし、この得る喜びは終わりがなく、あればあるほど、不思議と不満や不安も増大していきます。
 しかし、与える恵みは、ほんのわずかでも、喜びが増幅するばかりでなく、まわりをも祝福に巻き込んでいきます。与えることのできるものの中で最もすばらしいことは、福音を宣べ伝えることです。神様がいらっしゃること、イエス様が私たちの救い主であることを伝えることにまさる働きは、この地上では、何一つありません。
 この度、日本の大都市の一つである横浜に、皆様の祈りとご支援のもと、古庄英司先生ご一家が、開拓伝道を開始なさいました。米沢に来られて九年、皆様に祈っていただき育まれた恵みに、主にあって応えたいという切なる願いをもってのスタートです。
 どうぞ、皆様の日毎の祈りにお加えください。また、お近くにご友人等がおられましたら、ぜひ、お誘いくださり、恵みのわざを広げてまいりましょう。

  祈  り  (4月9日)

 よくメッセージ等で紹介される、ラインハルト・ニーバーの祈りがあります。これは、最初の4行までがよく知られていますが、今回は、その全文を記してみます。

 主よ、私に与え給え。
 自分にはどうにもならない現実を受け入れる静けさと
 可能なら、現実を変える勇気とその違いに気づく知恵を。
 いっときに、一日だけを生きいっときに、一瞬だけを喜ぶ。
 苦しみも平和へ続く道として受け入れ
 イエスの如く、この罪深い世界をあるがままに理解し
 後悔せず、主の意思に身をゆだねれば
 すべてをあるべき姿にしてくれると信じて
 そして、現世では適度の幸福を
 来世では、主と共に
     至高の幸福を感じることができるように。

 日々の祈りの手本として、また、時にはご自身の祈りとして心に覚えていきたい祈りです。今週も、与えられたそれぞれの状況の中、主に励まされつつ、祈りの生活を送ってまいりましょう。

  あなたの真の友   (4月16日)

 人生には、大変つらく、この自分から逃げ出したいと思うことがあります。「自分はこのように苦労しているのに、だれもわかってくれない」とまわりを責めることで苦しさから逃げようとするのです。
 「もっと楽に生きたい」というのは、「誰かが、この苦労している自分を助けるべきだ」と考えるからで、自分は何もしないで相手に要求します。おいしく実ったぶどうを食べたいとします。楽を求める人は、誰かがぶどうを採ってくれるように仕向け、「おいしそうなぶどうだね」と誘い水をかけます。相手がそれに応じないと、その人は、冷たい人、心がない人、思いやりのない人、となるのです。このような生き方は、自分の意のままにまわりを動かしたいという、わがままな生き方です。
 この生き方は、内なる自分が愛を求めていることに起因します。嫌われることを恐れ、極端に自分を隠すのです。隠せば隠すほど、他人に憎しみを抱きます。
 この地上で、そのあなたをありのまま受け入れ、理解してくださる人はただ一人、イエス・キリストです。キリストだけが、あなたの「いつくしみ深き友」となられるのです。
 このイエス様と本音の中で出会い、この方と共に今週も歩んでまいりましょう。

  死の壁を乗り越えて   (4月23日)

 「わたしはよみがえりであり、命である。わたし
  を信じる者は、たとい死んでも生きる。」
                (ヨハネ11・25)
 キリスト教がすばらしいのは、復活信仰があるからだと、多くの方がおっしゃいます。その信仰に生きておられるあなたには当然のことかもしれません。しかし改めて、イースターの朝にこの恵みを深めたいものです。
 私たちの命は、旅人として地上に生きる、ほんのつかの間だけではありません。イエス・キリストを通し、神を信じる時にいただく永遠の命は、死を恐れることのない確信と喜びをもたらします。
 永遠の命は死後の確かさだけではありません。復活信仰は、日ごとに不可能の壁をも破る信仰です。精神的、経済的、肉体的、あらゆる面において、私たちは困難に遭遇します。「どのような不可能の壁も、主にあって打ち破られる」という信仰に生きる人にとって、そのような試練は不幸ではなく、幸福への入口、扉であることを実感させられます。
 経済力、体力、知力はまさっても、内なる命が弱いため、多くの混乱が巻き起こっている時代です。復活の恵みを確認し、主にあって、その偉大な力によって、強くされ、伝道することは、私たちの最大の務めです。「未来とは、一日一日の積み重ね」、ひと足ひと足、復活信仰を強固にして前進してまいりましょう。

  内に、そして、外に    (4月30日)

 今日本では、従来の価値観である「より遠くを旅し、人に負けないほど物を持ちたい」という生き方よりも、どのような状況にあっても、感謝と満足を得られる生き方を求めています。この大きな価値観の転換点の中で、人々は入口を求め、混乱しているのが現状です。今日ほど、いのちある福音を渇望している時代はありません。神の作品としての一人ひとりが、キリストにあって神のもとに立ち返り、自分ならではの人生を、生き生きと、喜びに満ちあふれて生きたいのです。
 米沢興譲教会が、そのような人々で満ちていることは恵みです。さらに、一人ひとりが、自分の人生をみ言葉に、そして、イエス様にあって確立すると共に、その働きが外に向けられていくことは大きな喜びです。
 四月には横浜の開拓伝道が開始されました。この五月からは、盛岡で開拓伝道が始まります。盛岡には、すでに、数十名の方々が、ビデオによる礼拝を待ち望んでおり、金藤師が米沢から通って、この開拓伝道に従事します。
 教会の働きは、教会全体の祈りと支援によって支えられます。盛岡の地に、キリストにある群れが確立され、教会が建てられていく日を覚えて、あなたの日毎の祈りの中でお祈りください。

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