2000年5月の霊想

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  聞いたことを行う  (5月7日) 

 先に、盛岡で開拓伝道が開始されたご報告とお祈りの要請をいたしました。そこに集われるHさんは、「目からうろこ」の経験をなさったそうです。
 Hさんのご主人は研究者で、頑固一徹、まじめな方です。ところが、感情表現が下手で、素直にご自分の気持ちを表現したりするのが苦手です。Hさんは、そんなご主人を何とか変えようと思いました。そして、一元の世界、イエス様の愛は相手をあるがままに受け入れる愛であり、その大切さを聞いたのです。
 そこで、まず自らのありのままをイエス様におゆだねし、エネルギーをもらい、ご主人に対しても「そのままでいい」というメッセージを心し、実践なさいました。
 するとご主人が変わってきたというのです。奥さんの前で決して弱音を吐いたことのないご主人が、ポロッと本音を言うようになり、こんな事まであったそうです。
 ある日、Hさんはお風呂の水を入れているのを忘れ、溢れさせてしまった時、普通は、「まったく、またやったのか」と叱るご主人が、「ぼくに対する溢れる愛を、お湯で表現したんだよね」と言われたのです。彼女は、びっくりすると共に感動なさいました。
 私たちも、祈り、み言葉に学び、生活の中で実践し、豊かな実を結んでいきたいものです。

  新しい世界に生きる   (5月14日)

 世の中の流れを知り、見極めることは大切です。しかし、最も大切なことは、実体のない、何ら人格的責任を負ってくれない世間体から解放され、自由になって生きることです。
 神の言葉に生きる人は、時代や状況に押し流されることなく、いつも、積極的建設的な生き方をします。しかし、そのような生き方をする人の多くは、その時代には受け入れられないものです。
 一九七〇年~八〇年代は、アメリカが落ち込んでいる時代でした。ノーマン・ピール牧師は、前向きな生き方を提唱し、人々を励まし、アメリカ国内にとどまらず、世界的な励まし手となりました。ところが、世界的に影響を与えた牧師を輩出した神学校は、彼を冷たく取り扱いました。当時は、人間の救済を、個人の祈りや努力によって行うことより、社会制度を変えることによってする、という考え方が主流でした。マルクス主義の影響を受けていたのです。結果、個人の祈りの重要さと、神にある努力を教える神学校や教団が成長しました。
 世の中はいつも保守的です。日毎に新しい生き方をするあなたにとっては大きなチャレンジとなることでしょう。しかし、風を受けて空高く上がる凧のように、今週も、み言葉から力を得、前進してまいりましょう。

  御霊によって歩く  (5月21日) 

 神学校の学期末の試験で、聖霊と悪魔について書くようにと、一時間が与えられました。一人の学生は、聖霊について一時間を費やし、まだ足りないくらいで、後半の悪魔について書く時間がありませんでした。
 神学生として、この答案は五〇点かもしれません。しかし、人生を生きていく中にあって、この答案は、勝ち得て余りある、百点の生き方です。
 わずかな悪性のガン細胞が、やがて健康な細胞をも侵し尽くすように、心の中に否定的なものを少しでも入れると、霊的命を奪ってしまいます。しかし、私たちの心をみ言葉で満たし、御霊に従い、私たちの体を、聖霊の宮(Ⅰコリント3・16、6・19)として聖霊で充満させる時、悪魔の立ち入る隙を与えません。
 毎日の生活の中で、どのような状況に置かれても、生き生きと生き、試練に立ち向かい、すべてのものを恵みの中に巻き込んでいく秘訣は、あなたの思いを御霊で満たし、御霊によって歩むことです。
 今週も心してまいりましょう。
「わたしは命じる、御霊によって歩きなさい。そうすれば、決して肉の欲を満たすことはない」
                (ガラテヤ5・16)

  みずみずしい生き方   (5月28日)

 長寿で有名な双子のお一人、キンさんが、百七歳で亡くなった時、息子さんが涙を流し、「こんなに早く逝くとは思わなかった」と言われました。この言葉に、まわりがため息をもらしました。また、世紀の名優そして名監督であったチャップリンは、その晩年に功績をたたえられ、『サー』の称号を受けました。その時、「あなたはすばらしい作品をたくさん作られましたが、生涯の最高傑作はどれですか」と尋ねられ、「残念ながら、今までの作品の中にはありません。私の最高傑作、それは次回作になるはずです」と答えました。人生いかなる状況にあっても前向き肯定的に生きたいものです。
 そのようなみずみずしい生き方の秘訣は、状況に満足するのではなく、未来に、いつも夢や希望をもって生きることです。「まあいいか」という満足や現状維持は、人生が退化し始めている兆候です。
 しかしまた、どのような人生にも終わりがあります。遠藤周作の息子さんは、次のように言われました。「父の最後の作品は『深い河』ではありません。父の死にゆく姿そのものが、父の最後の作品でした」。
 願わくば、このような生き方を目指したいものです。そのためには、コツコツと、与えられた一瞬一瞬を、祈り、み言葉に従って、生き切っていくことのようです。

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