世界を変える生き方 (7月14日)
英国国教会の教職者が次のように言いました。
若くて、自由で、想像力も果てしなかった頃、世の中を変えるのが私の夢だった。年を取って、賢くなるにつれ、世の中は変わらないことに気づいた。
そこで、少し、視野を狭め、自分の国だけを変えることにした。だが、国も微動だにしなかった。
人生の黄昏に差しかかり、私の家族や身近な人々だけでも変えようと、最後の力を振り絞ってみた。ところが、ああ、誰も言うことを聞いてくれない。
そして、死の床に就いた今、私は気づいた。(おそらく生まれて初めて)まず、自分自身を変えていれば、家族も私を見習ったのではないかと。家族に励まされ、支えられて、自分の国を良くすることができたのではないか、と。もしかしたら、私は世界を変えていたかも知れないのだ。
この文は、人生を、人間の有り様を言い得て妙です。この方のように、人生の最後に悟るのではなく、今、あなたがこのことに気がつき、実践すると決心して生きる時に、あなたとこの世界が変えられ、そして、すべてのものが御心にかなった歩みへと前進することでしょう。 |