2003年08月の霊想

  今は恵みの時 (8月3日)

 人生は、過ぎ去った過去でもなく、いまだ来ぬ未来でもなく、今この時が、恵みの時です。「どんな時、どんなところにも主の恵みあり」と生きる人は、必ず宝を見いだし、その宝は、多くの人の祝福へと変わります。
 世界的自動車メーカーの副社長で知られた大野氏は、産方式を見いだしました。きっかけは、大野さんが、アメリカに行かれた時のことです。自動車生産と何の関係もないスーパーを見学した折、お客様がほしい時、ほしい商品を、ほしい分量だけ買っていくのを目にしたのです。そこで、自動車生産においても、膨大な在庫コストを減らし、その分、大きな利益にという逆転に成功しました。
 あなたが抱えている様々な宿題、問題も、どこかに答えがあるのではなく、今、この状況のただ中にあるのです。神様は、いろいろな人や形、状況を通して、宝を示しておられます。
 それを見いだすためには、まず、「だめだ」「できない」「答えはない」という消極的人生に別れを告げ、「今は恵みの時」に徹して生きることです。そこに、宝を見いだす世界は開かれます。
 今週も、心して歩んでまいりましょう。
 

  神様からの贈り物 (8月10日)

 神様が自分の人生に深く関わり、祝福してくださるとは、特別な時に、特別な事が起きること、と錯覚しがちです。もちろんそのようなこともあるでしょう。しかし神様は日常茶飯事の平凡な出来事の中で、汲めども尽きない祝福を備えておられるのです。それを得るためには、与えられた状況を感謝して生きることです。
 Aさんは、海中に柱を立て、橋を渡すなどのむずかしい仕事をなさる技師で、昼夜を問わず、仕事に邁進しておられました。しかし、自分の子供が父親を必要としている時期であることを踏まえ、子供さんと一緒にお風呂に入るなど、時間を共有したそうです。しかも、ねばならぬ、あるいは少しでも早く、などという心ではなく、感謝を持って受け止めておられました。
 ある時、子供が、お風呂の中に逆さまにした桶を入れ、その桶をひっくり返しては泡を立てて喜んでいる姿を見て、あるひらめきを得、水中クレーンを発明しました。海中で岩を爆破し、その意思を取り除けるとき、その岩を縛り、風船を海中に入れてそこに空気を入れ、引き上げる方法です。これは、今や、船の引き上げを始め、多方面に用いられています。このすばらしい発明、発見は、与えられた状況を感謝して生きた人への、神様からの贈り物のようです。
 あたなた、今週、どんな贈り物をいただきますか。

   

  棚からぼた餅 (8月17日)

 物事が思いがけずうまくいった時、「棚からぼた餅」と表現します。クリスチャン人生は、まさに、『棚からぼた餅』人生を生きる」と言ってもいいでしょう。
 ただし、神様は何でもできるので、昼寝をしていればそこに祝福がおちてくる、という意味ではありません。
 まず、どの棚からぼた餅がおちるのかを見極める必要があります。「サタンも光の天使に擬装するのだから」(Ⅱコリント11・14)と聖書が 明言しているように、一見、祝福のように見えて、実はそうではないものがあります。それとは逆に、「神様がいるならば、なぜ」と思えることが、祝福の源であったりすることも多くあります。
 そして、見極めると同時に、棚からぼた餅が落ちる所まで走っていかなければなりません。「神様が最善をしてださるから」という世界に安住し、何もしないでいる自らの怠惰を弁護することのないように。祝福は、神様から一方的に賜るものです。私たちは、それを、知恵を持って受止めていくことを、神様から託されているのです。
 見極め、知恵を用い、天来の恵みを味わう特権を活用したいものです。今週も、しっかりと心にとめて歩んでまいりましょう。

   

  今を生きる (8月24日)

 人生は、過ぎ去った過去でもなく、いまだ来ぬ未来でもなく、今この時が、恵みの時です。「どんな時、どんなところにも主の恵みあり」と生きる人は、必ず宝を見いだし、その宝は、多くの人の祝福へと変わります。
 世界的自動車メーカーの副社長で知られた大野氏は、産方式を見いだしました。きっかけは、大野さんが、アメリカに行かれた時のことです。自動車生産と何の関係もないスーパーを見学した折、お客様がほしい時、ほしい商品を、ほしい分量だけ買っていくのを目にしたのです。そこで、自動車生産においても、膨大な在庫コストを減らし、その分、大きな利益にという逆転に成功しました。
 あなたが抱えている様々な宿題、問題も、どこかに答えがあるのではなく、今、この状況のただ中にあるのです。神様は、いろいろな人や形、状況を通して、宝を示しておられます。
 それを見いだすためには、まず、「だめだ」「できない」「答えはない」という消極的人生に別れを告げ、「今は恵みの時」に徹して生きることです。そこに、宝を見いだす世界は開かれます。
 今週も、心して歩んでまいりましょう。

  何を一番に? (8月31日)

  京セラは今や世界にその名を知らせている企業です。その創業者、稲盛和夫氏(現・京セラ(株)名誉会長)が次のように語られました。
 「良き物を開発して日本の企業に行きますと、『過去の決算書何期分を持参せよ』等々の要求があり、良い製品を作っても、なかなかすぐには買ってもらえず、無駄なエネルギーを費やさなければならない」。
 当時、国内では、京セラはどの会社からも見向きもされませんでした。そので稲盛氏は、1959年の創業から数年後、営業のために渡米。すると、驚いたことに、世界の巨人・IBM社から大量の注文を受けたのです。IBM社から受注以降、国内での京セラの評価が高まったと言います。
 信仰生活において、いつ、どこに私たちの問題をもっていくのでしょうか-。あの人この人と、人間や状況に頼るのではなく、良き物にはあるがままを受入れ、いつも「大丈夫」とエネルギーをくださる神様に、直接、持参することです。そこで評価を得、力を得ると、人生の新たな展開が始まります。
 今週も、誰を一番とするのか、何を先行させるのか、その順番に狂いがないよう、心してまいりましょう。

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