2004年01月の霊想

  「Sさんの生き方」 (1月4日)

  先に持たれた講演会の感謝会をいたしました。昼食をいただきながら、Sさんが、どのようにして、はじめての方々に教会に来ていただくことができたかをお証しくださいました。
 Sさんは、すでにご自分の親戚、友人、近所の方々に福音を語る機会を得ておられ、新たなる人間関係を求めていらっしゃいました。様々な情報源を通して、安くて集いやすいエアロビクスの会があればそこに赴き、新しいセミナーがあると出かけて行き、ご自分にできるあらゆる可能性を探りながら新しい人間関係を構築する、とおっしゃいました。何度も通っている中で、自然に交わりができ、信頼関係を勝ち取られるのです。そこで福音を宣べ伝え、教会を紹介なさったり、教会でのいろいろなプログラムの案内をなさるということです。
 Sさんによって、すでに大勢の方々が教会との関係を持たれ、また、救いにあずかっておられます。このように、神様から知恵と力が与えられ、日常の歩みの中で、少しの努力、工夫で道が開かれることを学び、参加者全員が感動しました。
 新しい年、あなたも、あなたにできるチャレンジをしてみましょう。

  充実した一年を送る秘訣 (1月11日)

 新しい年を迎え、あなたの今年の目標の進み具合はいかがですか。目標なしに日々を歩むのは、行き先がわからない船のようなもので、決して目的地に着くことはありません。
 さらに、しっかり目標を持つだけでなく、できるだけ高い目標を持ちたいものです。「がっかりするだけだから、高望みをするな」とのサタンの声を振り払うことです。
 ウォルマートの創業者サム・ウォルトンは、成功の秘訣について「高望みをすることがすべての鍵である」と語っています。また、偉大な芸術家、ミケランジェロは「最大の危険は、目標が高すぎて実現できないことではなく、目標が低すぎてそれを実現してしまうことだ」と言っております。
 決して到達することのできない星を目当てに進み、キリストに出会った博士たちのように、祈りの内に良き目標を与えていただき、二〇〇四年、この年の充実を図ってまいりましょう。

   「そこで、わたしは目標のはっきりしないような走り方をせず、
     空を打つような拳闘はしない」 (Ⅰコリント9・26)

  力を出し切る (1月18日)

 「あの人が悪い」「今の状況はダメだ」と、まわりに愚痴っても何の力にもなりません。かえって、マイナス になります。否定的なエネルギーや情報を自分に呼び込むからです。
 あなた自身の所有者は神様ですが、主導権はあなたに任されています。幸せは自分持ちです。あなたが向きを変え、確かな方向に力を出し切る時、さらなる新しい自 分を発見していきます。
 ボクシングをなさる人が、次のように言われました。 「スタミナをアップさせるため、通常の1分のインターバルを30秒にして、3分間のラウンド中は全力を出しきること。スタミナを温存しようと言う姑息な考えでは 力はつかない。1ラウンドにすべてを出し切れば、30秒がすばらしい休息になり、スタミナがつく。力を出し切った後にこそ、本物がある」。
 人生のラウンドを主にあって走り抜きたいものです。
 
「いっさいの重荷と、からみつく罪とをかなぐり捨てて、わたしたちの参加すべき競走を、耐え忍んで走りぬこうではないか。信仰の導き手であり、またその完成者  であるイエスを仰ぎ見つつ、走ろうではないか。」
                             (ヘブル12・1~2)

  ぜい肉を落とす (1月25日)

 ぼんやり日々を過ごすと、肉体的にも精神的にも、知らない間に、ぜい肉がたっぷり付いてしまいます。
 磁石をズルズルと引いて歩くと、砂鉄がいっぱい付いてしまい、本当にほしい金属に反応しなくなります。そして余計な物で重くなり、思うように動かせず、また、歩きづらくなります。
 ですから、砂鉄を振り払うように、特に心のぜい肉をしっかり落とすことが肝要です。
 「ダイエット、グラムで減って、キロで増え」と、ぜい肉を落とそうとすると、なかなかやりがいがあり、忍耐と努力を要します。しかし、動物園のライオンではなく、野生のライオンのように、心も体も引き締まった姿でありたいと願われることでしょう。
 体も心も、最も美しい姿に整える、その秘訣はクリスチャンの特権にあります。すなわち、日々、祈りとみ言葉によって自分自身を研ぎ澄ましていくことに他なりま せん。
 今年も、忙しさの中、いいえ、忙しいからこそ、静思の時をしっかりと聖別し、整えていきたいものです。

     「静まって、わたしこそ神であることを知れ」 (詩篇46・10)   

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