2008年6月の霊想

  三種類の人 (6月1日)

 三種類の人がいるようです。

   ①言わなくてもわかる人
   ②言えばすぐわかる人
   ③言ってもなかなかわからない人

 あなたのまわりの人を見ても、どれかに当てはまることでしょう。
 あなたが、家族やまわりの人に「言わなくてもわかる人」になってもらいたいならば、それを実現する最短距離は、あなたがそのような生き方をなさることです。
 そのためには、いつも、物事を考える癖をつけることです。ただボーッと出来事を見るのではなく、「なぜそうなのか」「さらに良くするためにはどうしたらいいだろう」と考える。そのような考え癖が、人を「言わなくてもわかる人」に成長させるのです。
 さらには、その出来事の困難さが深ければ深いほど、より大きな成長をもたらします。なぜなら、それに挑戦し、それを解決する密度、その深みが、最終的には成長の決め手となるからです。
 しかし、我力では限りがあります。ですから、不可能の壁を打ち破り、よみがえられた主にあって、その偉大な力によって強くされ、チャレンジしつつ前進してまいりましょう。

  誕生日 (6月8日)

 あなたはご自分の誕生日をどのように過ごしますか。
 まわりの方からたくさんお祝いの言葉やプレゼントをいただく方、また、パーティーなどを開いてお友だちを招き、共にお祝いする方もおられるでしょう。
 映画評論家であった故・淀川長治氏は、「私は、誕生日を母と過ごします。私の誕生をもたらした母に感謝するこが一番ですから」と言いました。
 お祝いの日、その喜びをさらに確かにするために、誕生の記念日を『自分だけのもの』とするのではなく、この命をもたらしてくださった全能の神様をことのほか覚え、その感謝を強化する日としたいものです。
 使い捨て生活に慣らされがちな現代です。用いて捨ててしまえばなくなりますが、貯蓄をすれば利子が付くように、自分に命が与えられた誕生日の恵みを覚え、毎年、その恵みを積み重ねていく生き方が、クリスチャン流の誕生日の祝い方です。
 今週も、生かされていることへの心からの感謝を、神様に捧げる日々としてまいりましょう。 

    「これは主が設けられた日であって、 われらはこの日に
    喜び楽しむであろう」              詩篇118・24

  人生の頂上 (6月15日)

 人生の頂上は、山の頂上と異なります。「もうだめだ」とあきらめた時、その人は人生の頂点に達したことになります。また逆を言えば、人生とは生かされている間、あきらめない限り、人生の頂を高く伸ばし続けることができるのです。
 そのためには、三つのことが秘訣です。
 まず、終わりは始まり、と決めること。「もうだめ、もうやめようか」と思う時、そこからまた新たなる出発に挑戦することです。
 次に、「うまくいかなかった」ということは失敗ではなく、「これ以外にもっとすばらしい方法を、今見つけた」と考えることです。
 最後は、次なる山頂を目指して、「私は神にあってできる、必ずできる」と祈りながら、そして、次のゴールを描きながら生きること。その時に、アイデアや助け手が、必ず、訪れてくるものです。
 父なる神様は、そのように生きる人を探して、今日も、祝福を与えようと、世界中を駆け回っているのです。
 今週も、信仰の高嶺を目指して歩みましょう。

    「わたしたちは、見えるものにではなく、見えないものに目
     を注ぐ。見えるものは一時的であり、見えないものは永遠
     につづくのである。」(Ⅱコリント4・18)

  魅力ある人生の秘訣  (6月22日)

 「売れたのですか、それとも、売ったのですか?」
このフレーズを会社の販売員の方に尋ねるAさんは、ご自分のみならず、部下の方々と共に実績を上げておられます。
 また各種イベント開催で次々と盛況を収めているBさんは、「私が人をかき集めることはありません。皆さんがかけ集まってくださるのです」とおっしゃいます。
 Aさん、Bさんだけでなく、人々が磁石のように吸い寄せられてくるのは、あなたの生き方にも魅力があるからです。それは、あなた自身の整えられ、磨き上げられたお人柄のゆえでしょう。
 どのような状況にあっても魅力ある生き方ができる最大のポイントは何でしょうか。それは水にヒントがあります。水が高い所から低い方に流れていくように、己を低くし、いつも変わらぬ謙虚さを深めていくことが唯一の鍵のようです。
 その謙虚さは、あなたがいつも主と共に歩む中にあって育まれていきます。

    「人よ、彼はさきによい事のなんであるかをあなたに告
     げられた。主のあなたに求められることは、ただ公義
     をおこない、いつくしみを愛し、へりくだってあなたの
     神と共に歩むことではないか。」(ミカ6・8)

今週も心して歩みたいものです。

  成長に向けて  (6月29日)

 「現状維持できたら」と語ることがあります。ところが、実は、そう考えた時から、現状維持はおろか、すでに後退が始まります。物事は、そこにただ『ある』というだけで、毎年二〇%ずつ減っていくからです。ですから、現状維持をしたければ、毎年、新しい二〇%を作り出さなければならないのです。
 さらに、右肩上がりで成長したい場合は、三〇%の追加をしなければなりません。これはすなわち、毎年、先の現状維持の二〇%に三〇%を加えますから、五〇%の努力が必要となります。
 日本の代表的なコンビニエンスストアは、年間、その七〇%の商品が入れ替わると言います。これが企業成長の秘訣なのでしょう。
  企業のみならず、私たちの教会が成長しているのは、絶えず、昨日の、そして、今日の自分に挑戦し続けているあなたの存在があるからに他なりません。そして、その原動力は私たちの内に住まわれる聖霊様です。
 今週も神様との交わりを密にし、成長の日々としてまいりましょう。

  「だから、わたしたちは落胆しない。たといわたしたちの外なる
  人は滅びても、内なる人は日ごとに新しくされていく。」
                            (Ⅱコリント4・16)

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